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プレスリリース

  • ソウル市「若者のこころの健康管理」対象を3倍以上に拡大、アプリも導入

  • プレスリリース SMG 150
    • 事業開始3年、支援規模広げ質的向上へ。3月30日まで一次募集2000人
    • 年2回、2000人→年4回、7000人に。精神科医監修の診断アプリを下半期目途に導入
    • 事前オンライン診断を導入し、リスクの高い予備軍を集中ケア。1人あたり8万ウォンの治療費支援

    ソウル市は、不安や憂鬱感、無気力感などを抱えている若者の心の健康をケアする「若者のこころの健康管理」支援対象者を今年、年7000人に3倍以上(2021年は2000人)拡大する。

    精神科医監修のプログラムを盛り込んだ「こころの健康管理アプリ」も開発し、下半期中にテスト運用を開始する。また、今年から医療・カウンセリング分野で活発に使用されている「事前オンライン診断」を導入し、心の健康状態に合わせたサポートにつなげる。深刻な憂鬱感を抱えるうつ病予備軍へのケアも強化する。医療機関と連携し、専門の治療を提供するほか、1人あたり8万ウォンの治療費も支援する。

    ソウル市は、今年3年目を迎えた「2022年若者のこころの健康事業」の支援規模と内容を上記のように拡大すると発表し、今年新たに変わる4つのポイントについてまとめた。カウンセリングとともにリスクの高い予備軍への心理療法など、より専門性を高めて事業効果の質的向上を目指す。今年変わる4つのポイントとしては、①支援規模の拡大②心の健康に関する事前オンライン診断導入③「こころの健康管理アプリ」導入④リスクの高い予備軍に特化した集中ケアだ。

    まず、若者の心の健康を集中的にケアするため、支援規模をこれまでの年2回、2000人から年4回、7000人に大幅に拡大する。2つ目に、今年から事前オンライン診断(MMPI-2-RF*)を導入し、参加者の心の状態を3つのタイプ(一般群、準リスク群、ハイリスク群)に分類してそれぞれに合わせた支援を行う。3つ目に、若者が自ら心の健康を科学的・体系的にケアできるよう「こころの健康アプリ」を導入し、精神科医による習慣形成サポートや認知のゆがみ矯正、行動的介入などの治療をオンラインプログラムとして提供する。4つ目に、深刻な憂鬱感を抱える予備軍に特化した集中ケアを行う。そのため、精神障害の治療を専門に行う「臨床心理士」を新たに迎え、より専門的な心理療法が求められる場合には、市の連携協力病院(224か所)につなげて治療を提供する。

    ソウル市のキム・チョリ未来若者企画団長は「若者が抱える憂鬱感は、家庭や社会問題に広がる可能性があり、若者の心の健康を支援することは、当事者個人のために留まらず社会問題を予防する基礎になる」としながら「ソウルに暮らす若者の心の健康を持続的にケアしていく一方、事業の実質的な効果が得られるよう、より専門化・高度化させていきたい」と語った。