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プレスリリース

  • ソウル市「弱者への付き添い」チョクパン村にエアコン設置…電気料金も支援

  • プレスリリース SMG 211
    • 1次需要調査を経て25棟の廊下にエアコン56台を設置…今後150台まで増やす計画
    • 1台あたりの7~8月分の電気料金を5万ウォンまで支援し、エアコン使用による電気料金の負担を軽減
    • 夏の夜を涼しく過ごせるようチョクパン村住民に夏用寝具3種セットを支援

    ソウル市は、暑さに脆弱な「チョクパン村」住民が夏を快適に過ごせるよう、チョクパンにエアコンを取り付ける事業を始めた。エアコン設置・稼働による7~8月の電気料金も1台あたり5万ウォンまで支援し、電気料金への負担も軽減する方針だ。

    「チョクパン」とは、5階建て未満の低層建物の中で、部屋を小さいサイズに分けて複数の人が暮らせるようにしたもので、主に低所得者が暮らしている。1~2平方(3.3~6.6㎡)程度の狭い部屋には、エアコンなど冷房装置がないため、夏の暑さには敵わない構造となっている。

    オ・セフン市長は今月1日(金)、民選8期ソウル市長に就任後、初の現場訪問として昌信洞(チャンシンドン)のチョクパン村を訪れ、「弱者への付き添い」事業の一環である、ホームレスやチョクパン村の住民の生活環境の改善に取り掛かると明らかにした。

    ソウル市は、8日(金)まで5つのチョクパン村にある「チョクパン相談所」を通じてチョクパン内のエアコン設置に関する1次需要調査を行い、11日(月)から永登浦(ヨンドゥンポ)、南大門(ナムデムン)、昌信洞(チャンシンドン)にある建物25棟の廊下に56台のエアコンを設置している。市は、5つのチョクパン密集地域におけるエアコン需要調査を継続し、合計150台の設置を早期に完了する計画だ。

    <7月11日(月)、永登浦チョクパン村にエアコンを設置している姿>

    また、ソウル市はチョクパン村の住民2,453人を対象に夏用寝具3種セット(かけ布団、クールマット、枕)を支給し、暑い夏の夜を快適に乗り切るための支援を行う予定だ。

    ソウル市が現在管理しているチョクパン村は、2022年5月末現在、5つの地域・282棟・3,516室で、2,453人の住民がそこで生活している。住民には、基礎生活受給者1,463人(59.6%)、65歳以上の高齢者962人(39.2%)、障がい者264人(10.8%)(重複集計)がいるほど住民のほとんどが経済的・身体的弱者である。

    ソウル市のク・ジョンウォン福祉企画官は「猛暑に脆弱なチョクパン村の住民たちが、夏を涼しく健康に過ごせるよう、冷房機器と冷房用品の支援を早急に進める」としながら「今後ソウル市の全ての政策の最優先価値を『弱者への付き添い』に置き、社会から疎外されることなく、少しでも共に豊かに、幸せに暮らせるよう最善を尽くして事業を推進していきたい」と語った。