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プレスリリース

  • ソウル市、SKTと5G・AI活用した自律走行必須インフラ「リアルタイム超高精度道路地図」共同開発へ

  • プレスリリース SMG 456
    • 上岩・汝矣島・江南大路など12の道路121.4㌖を対象に来年までに地図制作完了
    • センサー装着バス、タクシー1,700台が映像収集後5Gでサーバーへ伝送、AIが変化を判断し自動制作
    • 実証結果から市全域を対象に地図制作拡大を検討、自律走行など未来交通システムの産業化を支援
    • 23日「未来交通時代に備えたリアルタイム高精度道路地図技術開発及び実証」業務協約へ

    ソウル市とSKテレコムが、自律走行の必須インフラである「リアルタイム超高精度道路地図」を来年までに共同で開発する。超高精度地図は、5Gや人工知能(AI)などの先端技術を活用し、従来の高精度3次元地図(HDマップ)よりも、道路状況把握の正確性とスピードをもう一段階進化させた地図のことである。 手作業で道路状況をアップデートする従来の高精度3次元地図に対し、今回制作される超高精度地図は、道路情報のみならず、道路陥没や工事情報など都度変化する状況をリアルタイムで反映する。また、車両が収集した映像データを、5G通信網を通じて中央サーバーへ伝送すると、人工知能(AI)が各種変化を自ら判断し、自動で地図を制作する。 「高精度地図」は、自律走行車が自力で目的にたどり着けるよう、信号、橋梁、道路の停止線といった情報を3次元で制作した地図。従来は、各種装備が装着された車両が道路を走行しながら収集した映像データ(MMS測量方式)を分析し、手作業で制作していたため、各種車線、道路施設、表示施設の変更や工事、道路陥没の発生など、刻一刻と変化する道路状況を都度反映するには限界があった。 高精度道路地図には、▲道路の車線(規制線、道路境界線、停止線)▲道路施設(中央分離帯、トンネル、橋梁、地下車道)▲表示施設(交通安全表示、路面表示、信号など)などの情報が含まれる。 特に、市は、計1,700台の車両(ソウルバス1,600台、タクシー100台)に前方追突、車線離脱などを感知する先進運転支援システム(ADAS)ビジョンセンサーを装着し、実験用車両(Probe vehicle)として活用する。 先進運転支援システム(ADAS, Advanced Driver Assistance System)は、センサーから収集する映像分析を通じて、前方追突、車線離脱、歩行者を検知し運転者に知らせるシステム。 超高精度地図は、市と国土交通部が推進するC-ITS(次世代知能型交通システム)の計画区間を対象に制作される。上岩(サンアム)DMC、汝矣島(ヨイド)、江南(カンナム)大路、道峰(トボン)・弥阿(ミア)路、水色(スセク)・城山(ソンサン)路など12の道路全121.4㌖m。市は、今年中に上岩DMC区間の地図制作を終え、来年には残りの地域の地図制作を全て完了する計画。 市とSKテレコムは、まずは121.4㌖に対するリアルタイムの超高精度地図制作を実証した後、その結果に基づいて市全域を対象に地図制作を拡大するとしている。 なお、十分な検証過程を経て正確性が立証されれば、国土部と協議し、自律走行関連の新生企業、学界、ナビゲーション・IT企業などに提供し、多様な分野で活用できるようにし、関連産業育成に向けた支援を行う。また、先月発足した「高精度地図共同構築体系設立委員会」とも積極的に協力し、民間企業の自律走行技術開発支援も行う予定。 これに関連し、ソウル市は、SKテレコムと共に23日(木)午後3時から、SKテレコム本社にて「未来交通時代に備えたリアルタイム高精度道路地図技術開発及び実証業務協約」を締結する。 市は、リアルタイムの超高精度道路地図が制作されれば、自律走行時代早期実現のきっかけとなるだけでなく、超高精度の道案内、道路交通施設物管理自動化システム分野、C-ITS、交通ビッグデータ分析分野に至るまで活用の幅が広がり、未来のモビリティ進化を促すだろうと説明する。 また、リアルタイムの超高精度道路地図制作に活用される先進運転支援システム(ADAS)を通じて、前方追突注意、歩行者回避、車線離脱警報、道路陥没など道路上の危険を検知し、前方の工事状況を知らせるなど、交通安全にも大きく貢献するものと期待されている。 ソウル市都市交通室のコ・ホンソク室長は、「今回、企業の技術力とソウル市の交通インフラを結合し、自律走行車の必須インフラの構築に乗り出す。これまで経験したことのない超高精度の道案内、コネクテッドモビリティなど、新産業育成の礎になるだろう」とし「ひいては、民間企業と5G、コネクテッドカー、自律走行分野の協力を強化し、ソウルが未来交通時代においても世界都市をリードできるよう備えていきたい」と話す。