ソウル市は今年、「MICE誘致による観光客120万人達成」を目標に掲げ、集中支援と投資に乗り出す。市政と関係の深いイベントは初期段階からソウル市が参加して積極的に誘致する一方、潜在力のあるイベントには、専門家によるコンサルティングと予算も支援する。
また、ラスベガスの「家電・IT見本市(CES)」、「世界経済フォーラム」(通称「ダボス会議」)のように、ソウルで定期的に開催される代表的な展示会・国際会議を育成し、MICEを含め、ビジネスとレジャーを兼ねた「ブレジャー(Bleisure)の観光市場」を活性化していく計画だ。
ソウル市は、高付加価値を持つ「MICE産業」の育成に向け、本格的な支援に乗り出すことを明らかにした。今年は前年(77億ウォン)比15%以上増の90億ウォンの予算を投入し、▴MICEの誘致・開催、▴MICEを誘致するためのマーケティング、▴国際イベント、▴ブレジャー(Bleisure)の観光の育成、▴ESGコンサルティングなどの分野を大幅に拡大・支援する予定だ。
ソウルは9年連続で「世界最高のMICE都市」ランキングの1位に選ばれており、国際的な影響力を増大してきた。ソウル市はさらに各分野に対する総合支援を通じ、世界的なMICE都市としての地位を確固たるものにしていく計画だ。
ソウル市のMICE支援に関する詳細は、「ソウルMICEホームページ(www.miceseoul.com)」(英語)から確認することができる。