- ソウル市、2023年3月アイルランド・ダブリン市とともにEU都市交流プログラム優秀都市に選ばれる
- ダブリン市、ソウル市TOPISのデータ管理ノウハウをもとに交通情報センター改善を計画
- 市、「活発な国際協力と政策輸出を通じてソウル公共交通機関の優秀性を伝えるため最善を尽くす」
ソウル市が、2021年から参加しているEU主催の国際都市間協力プログラム(IURC、International Urban and Regional Cooperation Programme)で、2023年3月にアイルランド・ダブリン市との交通政策交流事業において「優秀事例」に選ばれたと発表した。
これまでソウル市は、公共自転車タルンイとセジョンデロ(世宗大路)サラムスプギル(人・森・道)など、先進歩行・自転車政策をはじめ、交通データ全般を収集して一か所に統合したTOPISに至るまで、多様な優秀交通政策をダブリン市に紹介してきた。このような交流をもとに、去る2月には、ソウル市都市交通室長とダブリン市市長が、歩行・自転車政策とTOPISなど、交通政策を中心とした協力に向けて「交通政策交流意向表明書(LOI)」を締結した。
今後、ソウル市とダブリン市は、今年4月から9月まで、歩行者・自転車と公共交通機関利用者の移動性向上のためのデータ基盤のソリューションを設けるため、協力を続ける予定だ。特に、膨大な量のデータ管理など、TOPISの発展水準に感銘を受けたダブリン市議会は、ソウル市の交通データ統合管理ノウハウを共有して、ダブリン市の交通情報センターを改善する予定だ。
ソウル市は、革新的な公共交通改革と持続可能な交通政策成果が認められ、世界公共国通協会のアジア太平洋地域政府機関委員会(UITP AP OAP、議長:ソウル市都市交通室長)の議長都市を任されるなど、交通政策中心の国際協力ネットワーク構築にも積極的に取り組んでいる。
リアルタイム交通量と混雑状況などを分析、交通情報を管理するTOPIS
混雑情報、緊急情報、公共交通情報などさまざまな情報を提供する。