- 8月1日から南山公園への「ディーゼル観光バス」立入制限を全面施行、煤煙・歩行の侵害などの解消期待
- 7月1日から南山公園と都心つなぐ「グリーン循環バス」の運行を増やして待ち時間↓・運行間隔↑
- 03番路線の一部区間を04番路線と統廃合し、南山経由02・04番路線に3台を追加投入
- 南山芸場公園バス乗換え駐車場で観光バスとグリーン循環バス間のワンストップ連携
ソウル市は、観光バスで南山(ナムサン)公園を訪れる観光客に対し、8月1日(日)からは南山(ナムサン)芸場(イェジャン)公園から環境配慮型電気ノンステップバス「グリーン循環バス」を利用するよう呼びかけた。
ソウル市は、グリーン交通地域内でのディーゼル車の運行制限により利用者に不便をかけないよう、路線バスとの連携が不十分だった区間を補完するべく、2020年1月から「グリーン循環バス」の運行を開始した。
ソウル市、8月から南山公園の観光に 「エコな電気ノンステップバス」の利用呼びかけ
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都心の循環電気バス(車道面) |
都心の循環電気バス(歩道面) |
市は、今年8月から大気汚染物質を排出するディーゼル車の南山公園への立入りを全面的に制限する。5等級のディーゼル車の立入り制限に続き、今後は等級にかかわらずすべてのディーゼル車の侵入が禁止される。
ソウル市は6月から南山公園へのディーゼル車の侵入制限を試験的に行っていたが、約2ヵ月の周知期間を経て、全面禁止に踏み切る。
市は、▴南山頂上への観光バスの長期駐停車▴空吹かしによる騒音・煤煙・大気汚染▴歩道・自転車専用道路への侵入による移動の妨害などが解消され、南山公園を訪れる市民がより快適に公園を利用できるようになると期待を寄せる。
ソウル市は、市民と観光客がより快適に南山公園を利用できるよう、南山公園を経由・循環する環境配慮型電気ノンストップバス「グリーン循環バス」を7月1日(木)から運行本数を増やすと発表した。
市はまた、新型コロナウイルス終息後に旅行や観光が回復し、南山を訪れる国内外の観光客の増加が見込まれることから、今後、グリーン循環バスを追加投入してより利用しやすい公共交通インフラを拡充していく方針だ。
2020年12月から南山芸場公園駐車場内に観光バスとグリーン循環バス間の乗換所を作り、「ワンストップ連携」を実施している。東(トン)大入口(デイプク)、南山図書館、南山階段停留所の3つの乗換所からグリーン循環バスに乗換え、南山公園内の名所探訪を楽しめるようになる。
ソウル市のペク・ホ都市交通室長は「南山公園をよりクリーンで澄んだ環境循環型公園として運営すべく、南山公園内へのディーゼル車の通行を制限し、乗換え用の停留所を新設、グリーン循環バスを運行するなど、多角的な改善事業を推し進め、有機的な効果を創出できるよう期待している」としながら、「ソウル市は今後も人と公共交通が中心の環境循環型交通パラダイムを確立していく。グリーン循環バスへの関心を持ち、市民の皆様に利用していただきたい」と呼びかけた。
参考:南山公園グリーン循環バス走行の様子