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プレスリリース

  • ソウル市、7月に光化門広場を市民に開放2倍の広さを誇る公園のような広場に

  • プレスリリース SMG 358
    • 車道がなくなり世宗文化会館側にある「市民広場」の工事も6月までに終了。この7月、市民に開放
    • 総面積2.1倍、幅1.7倍、緑地3.3倍に拡大するほか、47種類の木を植え至る所にベンチも設置
    • 歴史水路、世宗大王の噴水、李舜臣将軍の銅像など、歴史や文化を伝える空間に
    • 最近、発見された司憲府跡地も展示。歴史広場は月台や獬豸の像も復元し2023年にお披露目予定

    この7月、光化門(クァンファムン)広場が市民のもとに帰ってくる。ソウル市は世宗(セジョン)文化会館に隣接する「市民広場」について、6月までに工事を終え7月に開放すると発表した。 既存の車道をなくして歩行路を広くした光化門広場の総面積は4万300㎡。以前(1万8840㎡)の2.1倍に拡大した。幅も35mから60mに約1.7倍拡大され、市民がより快適に広場を利用できるようになる。

    中でも広場全体の4分の1の面積を占める9367㎡が緑地化され、公園のような広場に生まれ変わる。以前(2830㎡)より3.3倍に拡大した緑地には、春を告げるサンシュユやモクレン、ニレの木、ケヤキ、松など47種類の木と9万1070株の草花を植え、都心にいても四季を感じられる市民の憩いの空間に仕上げる。

    市は、オ・セフン市長が2021年6月に発表した「光化門広場補完・発展計画」に従い▲広場の歴史性の強化▲歴史と文化のストーリーテリングの強化▲広場周辺との連携の活性化を重視して工事を推進し、2020年11月の着工から約1年8ヵ月で市民に開放することになった。

    すでに広場の東側にある米大使館に隣接する道路を片側5車線から両方向の7から9車線に拡張する工事を終え、昨年3月に開通している。

    市また、今月27日に重大災害処罰法が施行されるのを前に、施工会社が納期に追われ事故のリスクが高まることがないよう、適正工期(国土交通部による適正工期の算出基準)に従い、当初4月をめどとしていた開放時期を延期したと説明した。

    市は工事の初期段階からきめ細かな工程管理と品質確保に向け、関係機関が参加する工程点検会議を定期的に開催し、品質や工程が安全に管理されるよう取り組んできた。 今年7月に公開予定の広場は、面積と幅を大幅に拡大し、森まで備えた公園として整備されている。

    世宗大王の民本主義の精神とハングル創製の原理を表す「ハングルの噴水」が新設されるほか、李舜臣(イスンシン)将軍の銅像周辺には12隻の戦艦と23勝を記念する12・23噴水を整備し、尚有12隻・23戦勝の記念碑を新たに設置するなどストーリーテリングを通した歴史的意味を伝える。

    以前にも設置されていた獬豸(ヘチ)広場には、市民が座れる野外スタンドを拡張してより利用しやすい空間にし、これまでコンクリートの壁で覆われていた通路の壁面にはメディアウォールを設置して様々なコンテンツを楽しめる空間として活用する。

    光化門広場の敷地内で発見された朝鮮時代の文化財のうち、司(サ)憲府(ホンブ)跡地の門や井戸、排水路など遺跡の一部を発掘された当時のまま展示し、歴史の跡地にリアルに触れられるようにする計画だ。

    光化門広場の北側にある歴史広場は、広場の歴史性を取り戻すうえで中心となる月(ウォル)台(テ)と獬豸像の復元に文化財庁と協力して取り組み、2023年までに完了する予定だ。

    ソウル市のヨ・ジャングォン均衡発展本部長は「市は7月の公開を見据え、事前点検を徹底して行い、市民が安全かつ便利に広場を利用できるよう万全を期す」としながら、「今年7月に予定通り開放し、光化門広場が大韓民国を代表する広場として市民がいつでも訪れることのできる都心の中のヒーリングの場となるよう安定的な工程管理に最善を尽くす一方、きめ細かく完成度を高めて工事を終えたい」と述べた。

    【添付1】光化門広場の全貌

    ▲市民広場 ▲歴史広場