当たり前の日常を変えてしまった新型コロナウイルス感染症が登場してから半年が過ぎる今、今やマスクは肌のようにも感じられる。21世紀以降はじめて経験する感染症であるが、この状況が続くとしたら、私たちは何を準備するべきなのか?
ソウル市は、「コロナ禍が続くとしたら、私たちは何を準備するべきでしょう?」というテーマで、6月20日(土)午後3時に「ソウル市民会議一次オンライン討論会」を開催し、3,000人のソウル市民が参加して熟議・公論を繰り広げ、政策を決定する「オン・オフライン討論会」を本格的に運営する。
2020年のソウル市民会議の議題は、「ポストコロナ、新しいソウル(new normal)」。ソウル市は5回にわたる専門家諮問と3,000人のソウル市民会議委員に対するアンケート調査、意見収集を通じて、全3つの分野の議題(①「コロナ禍が続くとしたら、私たちは何を準備するべきでしょう?」、②「新型コロナが変えた私たちの暮らし、何を準備するべきでしょう?」、③「新型コロナ時代の民主主義と人権」)を選定した。
今回のオンライン会議は、ソウル市民会議の第一討論会として、無観客ビデオ会議で実施され、全3回のオンライン討論会が実施される。
発表は、パク・ジンヨン(朴真永)ソウル市市民疎通企画官が、「市民と共に行った新型コロナ対応」というテーマで、「ソウル市が新型コロナに対応するため推進してきた防疫、経済支援、市民とのコミュニケーションなど市政運営全般」について説明する方法で行われる。
つづいて、座長の主宰で参加者同士が討論のテーマ全般に対して対談を交わし、今後の発展方向を模索する討論を実施する。対談に参加するキム・チャンヨプ(金昌燁)教授とウ・ソックン(禹晳熏)博士は、現在のソウル市政策の功績と過失を診断して、市民委員が重点的に討論するべきイシューについて紹介する予定だ。
より多くの市民がオンライン討論会に参加できるよう、討論会の全過程はTBSと協業してTBS TVとYouTube(TBS、ソウル市)を通じてライブ中継される。オンライン討論会が実施される間、3,000人の市民委員はリアルタイムで質問して参加することができる。また、ソウル市は市民委員に対する事前アンケート調査やvlogを通じて市民委員の質問を受け付け、討論に反映させる計画だ。
なお、ソウル市は一次オンライン討論会につづき、3,000人の市民委員が直接参加して討論するテーマ別会議を開催(6月28日~8月9日)して、市民が主導して提案し、熟議・公論を通じて各分野の議題に対する討論結果を導き出す。テーマ別会議に先立って開催される今回のオンライン討論は、各分野の議題に対する市民委員の理解を助けるきっかけとして活用される。