ソウル市は、水害に弱い地域34カ所での水害防止事業を重点的に推進、この3年間(2013~15年)でシンチョン(新村)ロータリー一帯やソンルン(宣陵)駅一帯など12地域における水害防止事業を完了し、これらの地域で水害に見舞われた4万世帯の不安を解消しました。
ソウル市は、2010年及び2011年夏の記録的な豪雨で多くの世帯が浸水被害を受けたことから、水害に強いソウル市を目指し、水害に弱い34地域を浸水被害の規模などにより、▴特別管理地域(11カ所) ▴重点管理地域(16カ所) ▴その他管理地域(7カ所)の3種類に分類し管理してきました。
各地域の浸水の原因を深く分析し、河川及び下水道管の整備や雨水ポンプ場の新設・増設、雨水貯留・排水施設の設置、排水口域の境界造成、流域分離トンネルの設置など、各地域に必要な総合改善対策を策定し、段階的に推進しています。
今年は、▴シンチョン・ロータリー一帯(下水道管1.14kmの整備) ▴サンドドン(上道洞)ソンデ(成大)市場一帯(テバンチョン(大方川)に1.3kmの暗渠排水を設置) ▴プンナプ(風納)1・2洞住民センター周辺(プンナプ・ポンプ場流入管渠4.99kmの整備)の3地域の事業を完了しました。
これに先立ち、2014年には4地域(ヨンドゥンポ(永登浦)ヨンリム小学校一帯、チャンアン(長安)1洞住民センター周辺、ソンルン駅一帯、ウルチロイック(乙支路入口)駅一帯)、2013年には5地域(クイドン(九宜洞)・チャヤンドン(紫陽洞)一帯、ミョンモクトン(面牧洞)一帯、ミアサムゴリ(弥阿丁字路)一帯、チャンウィドン(長位洞)一帯、カサンデジタルダンジ駅周辺)の計9地域の水害対策事業を完了しました。
ソウル市は、この3年間の水害対策事業に続き、2016年は5地域の事業を完了させ、残りの17地域の事業も継続的に推進し、2019年までにすべて完了させる計画です。
トリムチョン(道林川)一帯(シンリム(新林)第2雨水ポンプ場を設置‐2015年) | シフン(始興)十字路一帯(シフン渓谷貯留所‐2015年) |
サンドドン・ソンデ市場一帯(テバンチョンに暗渠設置‐2015年) | 工事中のシノル(新月)雨水貯留・排水施設(2017年完了予定) |