ソウル市は、2022年の経済政策ビジョンを「再び跳躍するグローバル経済革新都市ソウル」に定めた。新型コロナにより沈滞している経済活力を完全に回復し、未来経済が跳躍するための足掛かりをつくる計画だ。
その中でも中心となるのは、「雇用のはしご」を復元し、「創業のはしご」をつくるための3大政策であり、これを本格的に推進する。
ソウル市は、1つ目として、第4次産業技術人材養成所である「青年就業士官学校」を通じて2025年までに「ソウル型未来人材」4万人を育成し、就業及び創業につながることができるようにする計画だ。
2つ目として、大企業とスタートアップが互いに助け合い共に成長できるよう支援し、その一環として2024年まで大企業・中堅企業とスタートアップが「オープンイノベーション」によりウィン-ウィン(win-win)になれるよう総合的に支援するセンターを、マゴク(麻谷)など合計7か所に設ける。
最後に、スタートアップの成長を牽引するため、誰もが企業・投資情報をワンストップで確認し、企業間の技術取引と投資連携まで行うことができるクラウド型
1)創業エコシステムプラットフォーム「スタートアッププラス」を4月にオープンさせるだけでなく、大企業・中堅企業とスタートアップが技術等をオンラインで取引できる機能(「ソウルTech Trade-On」)も公共分野で初導入する。
ソウル市は、上記のような政策を通じて、企業活動や創業に適した都市、良い雇用を得られる都市へと成長する予定だ。
1) クラウド:データをインターネットに接続された中央コンピュータに保存し、インターネットにさえ接続できればいつでもどこでもデータを利用できるようにするもの