ソウル市は、2019年の年末「電気・水素自動車2万5千台時代」の幕を切って開ける。2019年に約1万4千台を追加で普及させ、エコカーの大衆化を導くことが目標だ。2019年に投入させる物量は過去10年間に投入した累積台数(11,512台)よりも規模が大きい。
電気自動車は計1万3,600台を普及させることが目標だ。大気汚染物質排出の主な原因である老朽化したディーゼル車を重点的に電気自動車に切り替えさせるべく、電気乗用車9,055台、貨物車445台をそれぞれ投入する。公共交通においては、電気自動車タクシーは2018年よりも30台多く、大型バスは約3.3倍に拡大投入する。水素自動車は2018年の55台から2019年の307台へと大幅に拡大投入する。
また、エコカーの増加に応じて、市民が便利に充電を利用できるようにするため、2022年までに電気自動車の公用充電器2,000機、水素自動車の充電所11か所を増やす計画だ。
エコカーの普及促進のために費やされる購入補助金は車両の性能と大気環境の改善効果に応じて電気乗用車を基準に1台あたり1,206~1,350万ウォン、電動バイク(軽二輪)の場合は200~230万ウォンをランク分けして支援し、水素自動車は3,500万ウォン(車両価格の約50%)を定額支援する。
2019年のソウル市電気自動車普及支援政策の主な内容としては、老朽化したディーゼル車などを廃車して電気自動車に切り替える場合には1台あたり50万ウォン、グリーン交通振興地域の居住者が老朽化したディーゼル車などを廃車して電気自動車に切り替える場合は1台あたり最高100万ウォンの追加支援を受けることができる。
一方、購入補助金以外にもエコカーは税制減免、公営駐車場の駐車料50%減免、ナムサン(南山)トンネル混雑通行料100%免除など、さまざまな特典を与えるため、非常に経済的である。