ソウル市は、環境にやさしく市民が日常で気軽に使える電動バイクを2018年から2025年まで毎年500台ずつ(総台数4,700台)普及する計画だ。
電動バイクは、内燃機関を使わないのでPM2.5などの大気汚染物質を排出しない。このような環境にやさしい交通手段を普及させることは、大気質の改善に大きく貢献するものと期待される。
電動バイクは、自宅の家庭用コンセントを利用して4時間ほどで充電できるので、電気自動車のように充電器を設置する必要がない。
満充電状態で約40㎞まで走行でき、1年間で使用する燃料費はガソリンバイクの約1/10と非常に経済的だ。
環境部ではPM2.5の排出量を減らすため、2018年3月2日から二輪車の定期点検対象を大型二輪車から2018年1月1日以降に製造・届出された中・小型二輪車(50cc~260cc)まで拡大する。電動バイクは騒音も排出ガスも出ないので快適な走行が可能である。
ソウル市は2018年4月9日(月)から個人、法人、公共機関を対象に電動バイク民間普及事業公募申請(450台)の受付を始める。
申込対象者は、住所がソウル市の満16歳以上の個人、ソウル市に所在する法人・配達業者・公共機関及び地方公企業で、先着順で補助金支給対象者を選定する。
申込対象及び資格、申込方法などの詳しい内容については、ソウル市ホームページ (http://www.seoul.go.kr) の公告文から確認できる。
普及される電動バイクは、環境部普及評価認証を取得した6種類のバイクで、1台あたり230~350万ウォンの予算を差等支給する。
軽二輪は230万ウォン、小型二輪は250万ウォン、中・大型二輪と三輪車は350万ウォンを支給する。また、軽二輪・小型二輪は従来の二輪車を廃車して新たに購入する場合、追加して20万ウォンを支給する。