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プレスリリース

  • ソウル市、2隻の「漢江バス」が初進水…漢江の水上交通時代の幕を開ける

  • プレスリリース SMG 2,072
    • 「漢江バス」関の建造が終わり初公開…海上試験、試運転を経て12月に漢江に引渡し
    • 25日(月)慶南泗川にオ・セフン市長らが出席し「漢江バス安全祈願進水式」開催
    • 漢江バスの内部と外部を初公開、漢江バスならではのデザインと便益施設も紹介
    • 環境対応のハイブリッド推進システムの95%が韓国産、バッテリー火災に備えた4重の安全装置など、技術も発展
    • 船舶の引渡し日程に合わせて漢江バスの安全性確保のためのテスト運航を段階的に実施

    新しい水上交通時代の幕を開ける「漢江バス」が建造を終え、ついにその姿を公開した。ソウル市は、今年3月から始めた「漢江バス」2隻の進水式を慶尚南道泗川市で行ったと発表した。

    漢江バスの安全な運航を祈る進水式は、ソウル市のオ・セフン市長とソウル市議会のチェ・ホジョン議長、漢江バスの運営事業者である(株)漢江バスの関係者らが出席し、11月25日(月)午後12時50分にウンソン重工業(慶尚南道泗川市泗南面)の近くにあるイベント上で行われた。

    進水式には、韓国海洋大学校のリュ・ドングン総長、木浦海洋大学校のハン・ウォンヒ総長、ソウル市議会の国民の力イ・ソンベ院内代表、ソウル市議会の住宅空間委員会のキム・テス委員長、ソウル市議会の環境水資源委員会のパク・チュンソン副委員長、泗川市のパク・ドンシク市長、泗川市議会のキム・ギュホン議長をはじめ、約40人の関係者らが参加した。

    進水式では、 ▴支綱切断 ▴シャンパンブレイク ▴有功者表彰が行われた。

    〇 支綱切断:へその緒を切るように、船が初めて進水するのを出産に例えて行うこと。支綱切断は、女性の役目と 決まっているため、ソウル市議会の68年の史上初の女性議長であるチェ・ホジョン議長が支綱切断を行った。

    〇 シャンパンブレイク:シャンパン瓶を船にぶつけて割るパフォーマンスで、船の誕生を祝い、安全な運航を祈願するための儀式。シャンパンブレイクには、ソウル市のオ・セフン市長、ソウル市議会のチェ・ホジョン議長、(株)漢江バスのキム・ソンジク代表取締役、(株)ウンソン重工業のキム・ジョンヨル代表取締役が参加した。

    〇 有功者表彰:今回進水する2隻の船舶を建造した(株)ウンソン重工業のキム・ジョンヨル代表取締役、ハイブリッド船舶推進システムの開発と製作を担当した(株)カネビモビリティのチョン・ジョンテク代表取締役、船舶の設計を担当した(株)チョンへエンジニアリングのイ・ジェチョル常務にオ・セフン市長が表彰状を渡した。

    進水式の後には、ウンソン重工業の工場に移動し、建造が終わり、進水を控えている、もう1隻の漢江バスの内部と外部を予め確認した。

    漢江バスは、双胴船型で、漢江でスピーディーに動きながら、航跡波の影響は最小限に抑えられると関係者は説明し、潜水橋の下も通れるように船体の高さを調整したと付け加えた。また、漢江バスの色は漢江の日の出や日の入りなど、美しい漢江の色と光をそのまま映すホワイトの背景に、清涼感のあるブルーをグラデーションし、キラキラ光る漢江の表面と水勢が感じられると説明した。

    その後、漢江バスの中に入ると、真っ先にパノラマウィンドウが見える。大きな窓から漢江の広々とした景色やソウル都心の夜景が楽しめると関係者は説明した。また、中にあるカフェテリアで簡単な飲み物や食べ物を買って個人のテーブルで食べながら余裕で快適な移動ができるのが、漢江バスならではのメリットであると強調した。なお、船舶の前と後ろにサイクルラックを設置し、自転車を持ち込める他にも、4つの車いす席も用意したため、交通弱者も漢江バスを気軽に利用できると付け加えた。

    特に、市は、環境に優しいハイブリッド船舶に建造された漢江バスの推進システムを、バッテリーによる火災から守るために、様々な安全装置を設けたと説明した。バッテリーシステムの内部にあるガスセンサーを設置し、火災の兆候を検知できるようにするほかにも、 ▴バッテリーの過充電防止 ▴バッテリーセルの連鎖爆発防止 ▴熱暴走時に発生するガスを噴射して消火 ▴有事の際には、バッテリーを沈水させるなど、バッテリーによる火災を予防する4重の安全装置をそなえたと発表した。

    また、ハイブリッド推進システムを制作した関係者は、推進システムのコア技術であるバッテリーおよび電力変換装置に対する持続的な研究や開発を通じて、推進システムの95%以上を国産化し、既存の海外製品の問題により、部品の調達遅延および過剰なA/Sコストの」発生などのデメリットも解決できると説明した。

    市は、本日公開された2隻の船舶は、ウンソン重工業の近くにある海で海上試験と試運転を行い、韓国海洋交通安全公団(KOMSA)による機能や安全性の検証を経て、12月までに漢江に引き渡す予定であり、残りの6隻の船舶と予備船舶など追加の4隻も日程通りに建造し、順次漢江に到着させる計画であると発表した。

    なお、船舶の引渡し日程に合わせて、段階的に船舶と設備の検証、スタッフの教育、航路の検証、非常時の対応訓練など、テスト運航を実施し、正式運行する前に漢江バスの運営における安全性と利便性を十分確保すると付け加えた。

    ソウル市のオ・セフン市長は、「漢江水上交通の時代がついに幕を開けた。『漢江バス』を通じて、市民には新しい公共交通機関を、韓国の首都ソウルを訪れる観光客にはのんびりと楽しめるソウルならではの特別な雰囲気をお伝えでき、プライドを感じる」とし、「ソウルの漢江を、世界で最も楽しい川に、漢江バスは、ソウル市民が毎日快適に、便利に、楽に、幸せに利用できる水上交通手段に、必ず生まれ変わらせたい」と述べた。

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