- 直ちに処罰するより、マスク着用を推奨した後もマスクを着用しない場合に罰金を科す…防疫の強化・市民の健康が優先
- 取り締まりを始めてまもない時期に発生しかねない混乱に備え、各自治区では24時間体制のマスク苦情の緊急対応チームを運営
- 13日の午前、地下鉄駅・バス停でマスク着用の取り締まりを開始、マスク着用のキャンペーンを展開
コロナ禍が長引く状況に備えるため、マスク着用が本格的に義務化される。ソウル市は、マスク着用の義務化に関して一定の周知期間を設けた上で、11月13日からはマスク未着用の場合、10万ウォンの罰金が科されると明かした。
公共施設・室内体育施設・公演会場・塾・漫画喫茶など室内施設だけでなく、室外での集会、デモ場所・行事場所などでも、マスクを着用していない場合は罰金対象となる。
保健用マスク・サージカルマスク・飛沫防止マスク・布マスク・不織布マスクなどを着用した場合に限ってマスク着用と認められ、メッシュマスク・バルブマスク、スカーフや服で顔を隠すことはマスク着用と認められない。また、鼻と口がきちんと覆われるように着用する必要がある。健診・手術・治療でマスク着用が困難な時、顔を出す必要がある公演(舞台にいる時に限る)、番組の出演(撮影時に限る)、手話通訳の時、運動選手が試合をする時、プールやふろ場など水中にいる時、結婚式場で花婿と花嫁が式を挙げる時などは、マスクを着用しなくても罰金が科されない。
ソウル市は、マスク未着用による罰金は処罰そのものが目的ではなく、市民が正しくマスクを着けることこそがみんなの健康を守る道につながるという社会的雰囲気を作るためのものだという。取り締まりの際にも、直ちに処罰するよりマスクを着用するよう指導し、指導を拒む場合に罰金を科す予定だ。
ソウル市は、11月13日から27日までの2週間、各自治区で24時間体制のマスク苦情処理の緊急対応チームを運営するが、取り締まりを始めてまもない時期に発生しかねない苦情に速やかに対応するためだ。
一方、ソウル市は、マスクを着用しないと罰金が科される措置が始まる初日の13日午前、地下鉄駅とバス停でマスク着用キャンペーンを展開する。許可されたマスクをきちんと着用しているのかを取り締まり、市民に正しくマスクを着用する方法についても案内する予定だ。
ソウル市のハン・ゼヒョン安全総括室長は、「冬が近づき、感染の危険がより高まると予想されていることから、マスク着用がこれまで以上に重要となっている。マスクは、感染病の予防と拡散を防止できる簡単で確実なワクチンで、もはやマスク着用は選択ではなく必須となった。これまでも市民の皆さんがよく協力してくれたと思うが、これからも愛する家族と隣人、みんなの健康のために日常での積極的なマスク着用を実践していただきたい」と述べた。