- ハングルの日記念イベント「ハングルの名前つけます」に248名応募…パク市長直筆のハングル名贈呈
- 韓国生まれの子どもを養子に迎えた豪州人夫婦や韓国人と結婚した米国人など特別な思い入れがある応募者を選定
- 2次募集にも82か国から549名の申し込み、ハングルの名前に対する高い関心…新韓流コンテンツに
#アメリカ在住のカミーユ・ボワヴェール・コ(Camille Boisvert Ko)さんは、幼い頃アメリカに移民した韓国人と結婚した。夫の家族ともっと親しくなりたいという思いから、ソウル市がハングルの日を記念して実施した「ハングルの名前つけます」キャンペーンに応募し、「コ・ウンギョル」という名前をもらった。この名前は、主人の姓である「コ」に、「心ゆかしい」を意味する「コウン」、「心根」を意味する「ギョル」という言葉を組み合わせてつけられた。「心がきれいな人になりますように」という意味が込められている。
#韓国から男の子2人を養子に迎えたオーストラリアのある夫婦は、子どもたちとの距離を縮めるためにハングルの名前を申し込み、「浩然の気(ホヨンジギ)」をまとった光(ビッ)という意味の「ホヨン・ビッ」と「浩然の気」が宿った松(ソル)という意味の「ホヨン・ソル」という名前をそれぞれ贈られた。この名前には、韓国とオーストラリア間の架け橋となっているこの夫婦が、これからも大きな志と広い心を持ち続けてほしいという希望が込められている。
ソウル市が、韓国に関する特別なエピソードや、普段から韓国や韓国文化に関心を持つ外国人11名にハングルの名前を贈る。ハングルの日(10月9日)を記念し「ハングルの名前つけます」イベントを今年初めて実施、応募を募った結果、世界52か国・地域から248名の申し込みがあった。ソウル市は、このうち11人(10か国・地域)を選定し、ハングルの名前をつけた後、パク・ウォンスンソウル市長直筆のハングル名を贈ると発表した。
応募者の中には、幼い頃に養子として海外へ渡った人や韓国文化に関心を持つ海外の韓流ファンなど、韓国への特別な思い入れがある外国人が多く見受けられた。
ハングルの名前は、応募者自身が希望する名前の意味やそれぞれのエピソードを考慮し、ハングル団体の協力を得て純粋なハングルで作られた。ハングルの姓は、韓国文化やハングルの魅力を伝えるために、既存の姓ではなく真新しい姓を作り名付けた。
ソウル市は、1次募集に続き、2次募集(10月7日から31日まで)を開始したところ、82か国・地域から549名の申し込みがあったと明らかにした。10月単月の応募者数は、計92か国・800人余りに上る。市は、クリスマスを記念して開始する予定の3次募集も、これまでの反響を踏まえ、当初11月末を予定していた募集締め切りを12月7日(土)まで延長した。最終選定者にはクリスマスイブにハングル名を贈る予定。
また、ハングルの名前に多くの外国人から関心が寄せられたことから、世界のいたるところに韓流が広まっていることを再認識し、このプロジェクトを来年も引き続き運営し、新しい韓流コンテンツとして育てていく考え。作名対象者選定過程に参加した世宗国語文化院のキム・スロン院長は「ハングルの名前こそもっとも韓国らしいもの」とし「ハングルの名前にこれほどの熱い関心が寄せられるとは思わなかった。ハングルの名前も、立派な韓流コンテンツになり得ることを証明できたと思う」と話した。
パク・ウォンスン市長は「植民地時代に独立運動を報道したイギリス人記者アーネスト・ベセル(ハングル名:ベソル)や、韓国の国権回復運動を積極的に支援したアメリカ人ホーマー・ハルバート(ハングル名:ホルボッ)など、外国人がこの地で、ハングルの名前で韓国人と共に韓国の歴史を刻んできたように、このプロジェクトが世界の人々とより親密にコミュニケーションできるきっかけになれば」とし「今回ハングルの名前ができた外国人の方々と一緒に、世界各地での韓国文化やハングルの魅力の発信に努めていきたい」と話す。