ソウル市は、2017年3月13日(月)から各家庭を訪問し、水道水の濁度、残留塩素など5項目について水質を無料で点検して水質の安全性を確認する一方、給水環境を改善する「アリス品質確認制」を実施する。水質検査項目は、一般的な細菌からの安全性を測定する残留塩素検査、水道配管の老朽度を診断できる鉄・銅検査、水道水の清潔度を測定できる濁度とpH(水素イオン濃度指数)検査などだ。
アリス品質確認制の対象は、アパートの老朽化した公共配管・屋内給水管を交換した世帯、小型水タンク撤去後に直結給水に切り替えた世帯、幼稚園、社会的弱者世帯や水質検査を希望する世帯などの約30万世帯だ。ソウル市は、各家庭内の蛇口水道水の無料水質検査サービス「アリス品質確認制」を、2008年から全国で初めて施行しており、2011年からは毎年約30万世帯に無料水質検査を行ってきた。
ソウル市は、アリス品質確認制を通じて一部の古い水道管を使用している家庭など、給水環境改善が必要な世帯を把握し、老朽化した屋内給水管の交換の支援、水タンクの洗浄などの給水管理コンサルティングも支援している。2016年、総29万4,555世帯を対象に実施したアリス品質確認の結果、給水環境の改善が必要な862世帯を発見し、老朽化した屋内給水管の交換支援(826)、直結給水への切替(2)、水タンクの洗浄(34)などで、アリス浄水センターで生産する水道水「アリス」が、各家庭の蛇口まで清潔に供給されるよう取り計らった。
アリス品質確認制は、茶山(ダサン)コールセンター(120番)や管轄水道事業所、またはソウル市上水道事業本部ホームページ(http://arisu.seoul.go.kr)から申し込むことができる。