ソウル市関係者は、ストーカー被害者に対する専門的な支援のために運営している「ソウル市ストーカー被害者ワンストップ支援センター」が過去1年間、ストーカーから被害を受けた439人を支えることで日常生活を取り戻すことができるようサポートしていると述べた。
日常生活を安定的に回復するために最優先して必要とされる専門的な心理カウンセリングから、被害者の安全を守るための身辺警護、移住費の支援、加害者への処罰のための法律・訴訟支援に至るまで、センターの被害者支援件数は、合計3,666件に上る。(▲ 専門的な心理カウンセリング、▲法律支援、▲移住費の支援、▲身辺警護、▲ 緊急居住施設の支援など)
一方、センター利用者の被害実態を分析した結果、加害者の65.1%が元恋人であり、1人当たり2件程繰り返し被害に遭っていることが分かった。また、10人中7人は交際相手暴力、脅迫、暴行などの追加被害を受けていることも明らかとなった。
こうした実態を受け、市は、元恋人によるストーカー被害が深刻な事件に発展している現状を鑑み、交際相手からの暴力被害を支援対象に加え、法律面と心理面での支援を強化する方針だ。