ソウル市が崩壊した教育のはしごを復元し、階層間の教育格差を解消するための「ソウル型教育プラットフォーム(仮称「ソウルラーン」)構築基本計画」を策定した。
2021年から3年間、導入-定着-拡散の段階を経て、青少年→青年→全市民の順に対象を拡大し、ソウル市民のライフサイクルに必要なあらゆる教育を支援するエデュテック基盤の生涯教育プラットフォームとして完成させることが主な目標である。
まず導入段階の2021年は生涯学習ポータルと連携し、「ソウルラーン(SeoulLearn)」サイトにて、学習資源へのアクセスが困難な低所得層の青少年(学校外・多文化家庭の青少年を含む)を対象に学習コンテンツを提供する。また学習者に合わせたメンタリングサービスを提供し、学習の効率を高めるとともに自己主導型学習能力を育てるようコーチングする。
2022年からは教育対象を一般の青少年や青年まで拡大するとともに、先端教育技術を融合した教育プラットフォームの構築も始める。2023年にはプラットフォームの構築を完了し、すべての市民が学習の消費者であり生産者として参加し、誰もが楽しめるオープンスペース生涯学習空間として定着させる。
ソウル市は8月末から「ソウルラーン」サイトを通じて、まず低所得層(基礎生活受給者および所得の中位値の50%以下の次上位階層)、学校外・多文化家庭の青少年を対象にオンライン学習(教科・非教科)コンテンツを提供する。
「ソウルラーン・オンラインメンター団」は、まずソウル市所在の大学(院)生から募集し、書類審査と面接を通じて選抜する。第一次選抜は8月16日からで教員資格所持者を優遇する。選抜されたメンターたちは、生徒一人ひとりの特性に合わせて学習進度の管理や相談、カリキュラムの推薦などを非対面で行う予定。また他機関のメンタリングプログラムと連携し、オンライン・オフラインメンタリングサービスを支援・拡大する計画も立てている。