- 社会人になりたての人などソウルに住む19歳から39歳対象、「ソウル青年ポータル」から誰でも申込可
- PCや電話などで財務、消費支出管理方法、不動産・賃貸借などニーズに合わせて1対1相談
- 保険、与信管理、暗号財産など市民の誰もが視聴できるオンライン講座も12日に配信
- 「ソウルYoungテク・トークショー」を開催し、オフライン財テク教育ほか年明け1月から対面での相談も
ソウル市は若者の財テクを支援するための「ソウルYoungテク」オンライン相談の受付を12日(金)から開始する。社会人1年目の人や財テク初心者などソウルに住む19歳から39歳の若者であれば誰でもソウル青年ポータル(
youth.seoul.go.kr)から申込可。
「ソウルYoungテク」は、財テクへの関心が高まる中、若者が財テクに関する正しい知識を持ち、体系的に資産を形成して経済的に自立できるようサポートするための事業だ。ソウル在住の若者を対象に、オンライン・オフラインで無料の財務相談や財テク教育を実施する。オ・セフン市長が掲げる代表的な「若者の経済的自立支援事業」のひとつだ。
相談を申し込んだ若者はオンライン(ZOOM、Google Meet)、電話、Eメール(
youngtech.seoul@gmail.com)、カカオトーク(ソウルトーク、ソウルYoungテク・プラス友達)から1つを選んで▲財テク▲お金の管理▲負債管理別など様々な分野の相談を1対1で受けられる。
たとえば、資産や信用度合、財務目標をベースとした総合財務相談をはじめ所得と消費傾向の分析を通じた消費支出の管理方法も提供する。また、住宅ローンや不動産の購入に向け備えるべき条件や不動産・賃貸借相談、信用力を上げる方法、金融商品に関する市況分析などのサービスも受けられる。相談終了後は、24時間以内に相談報告書がカカオトークに届く。
最近、様々なタイプのハイリスク金融商品の登場に加え、新型コロナウイルスの感染拡大以降、資産における不平等が拡大し、借金による投資や「魂まで搔き集める」と表現されるほど無理な融資を受けてハイリスクな資産投資を行う若者が増えており、問題の拡大を受け、ソウル市は財テクを奨励するためではなく、ハイリスクな資産投資の危険性を周知し、若者の資産状況に合わせた安全な財テクを提供するために取り組む。
財テク教育ではオン・オフラインでの教育が行われる。オンラインでの財テク教育は、12日(金)からソウル青年ポータルの「ソウルYoungテク」(画面上の金融・福祉コーナー→金融支援→ソウルYoungテク)から、別途、申請不要で誰もが視聴できるオープン講座として配信される予定だ。
オフラインの財テク教育は、インタラクティブなコミュニケーションが可能な「ソウルYoungテク・トークショー」を毎月1回以上、実施する予定だ。毎回、タイムリーなテーマを選んで関連の金融専門家または経済・財テク分野のインフルエンサーなどを招待して行う。
ソウル市のキム・チョリ未来青年企画団長は「『ソウルYoungテク』を通じて、財産の不平等や格差によって徐々に困難に陥っていく若者が経済的自立への道筋をつけられるよう最善を尽くして推進していきたい」と述べ、「今は事業の初期段階なので、若者の意見を聞きながらシステムの整備や専門家のマネジメントなどを徐々に補完し、金融リテラシーに乏しくサポートが必要な若者に必要な支援を届けられるよう、ソウル金融福祉相談センターや庶民金融振興院など関係機関と連携して抜け目のない支援サービスを提供していきたい。また、今後も若者の体系的な資産づくりを支援し続けられるよう政策を持続的に見直しながら、推し進めていく」と語った。