- 市、利用者の安全走行・事故予防のため自転車からキックボードまでさまざまな現場教育を実施
- 自転車交通安全認証制実施…走行方法、手信号を学ぶ、合格者は2年間タルンイ料金減免
- 韓国初のパーソナルモビリティ教育もテスト運営…安全規則、駐車マナーなどの実技教育を実施
- 「ソウル市生涯学習ポータル」ホームページで誰でも申請可能…教育参加費用は無料
ソウル市は、利用者の安全走行意識を培って歩行者を配慮する健康な自転車・パーソナルモビリティ利用文化を築くため、さまざまな現場教育を実施すると発表した。
市はこれまで、市民が自転車などのパーソナルモビリティ手段を実生活で安全に利用できるよう、さまざまなガイドと教育を実施してきた。右肩上がりの利用者増加に伴い、事故発生を減らして健康な利用文化を定着させるため、2023年も市民なら誰でも参加できる無料教育を実施する。
教育は、冬季を除き11月末までハンガン(漢江)公園、自治区の交通安全体験場などで実施され、自転車交通安全教育、自転車講師として活動できる自転車講師養成・補修教育などのカスタマイズ型教育が用意されている。
また、市は交通弱者に配慮するため、子どもや高齢者を対象とする「訪問する自転車安全教育」などのさまざまな教育も推進中だ。管内の小学校、老人ホーム、シニア大学などで年齢に合った安全教育を受けられるだけでなく、健康のための体育活動の役割も果せるものと期待できる。
そして、自転車安全教育の効果を高めるため、2021年6月から施行中の「自転車交通安全認証制」 以下、「自転車認証制」を、年末まで継続して実施する予定だ。特に、自転車認証制は環境にやさしい交通手段である自転車の利用率急増に伴い市民から好評を得て、教育が行われている。
自転車認証制をパスすると、タルンイ利用料金について1日券30%、定期券15%減免の優遇を受けられる。
また、最近の事故急増に対応するため、韓国で初めてパーソナルモビリティ(PM)教育も実施される。これまで電動キックボードなどに対する特別な教育はなく、教育を求める声が高まっていた。安全な走行方法、安全規則、駐車マナーなど、利用者にとって最も必要な事項を案内できるよう、実効性のある教育を実施する予定だ。
なお、教育に関心のあるソウル市民なら誰でも「ソウル市生涯学習ポータル」サイトに掲載されたスケジュールを参考にして申し込める。参加費用は無料だ。
自転車交通安全認証制の教育写真
パーソナルモビリティ(PM)教育写真