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プレスリリース

  • ソウル市、統一地方選で使われた横断幕3,500枚をかばん、財布などにアップサイクル

  • プレスリリース SMG 228
    • 市・自治区・ソウル新活用プラザがアップサイクル事業を推進。11の自治区が収集したものを活用
    • 洗浄、裁断を経て素材化し、アップサイクル企業に提供→かばん、財布、ポーチなどのデザイン製品を製作
    • リサイクル収集用麻袋、防災用砂袋など、公共分野での活用も並行して推進

    6月1日に行われた韓国統一地方選期間中、ソウル市のあちこちに掲げられた横断幕がかばん、財布、ポーチなど、日常的に使われるデザイン製品に生まれ変わる。

    ソウル市は、自治区、ソウル新活用プラザと連携して統一地方選に使われた使用済みの横断幕をデザイン製品の素材に活用するためのアップサイクル事業を推進すると発表した。

    自治区が使用済みの横断幕を収集してソウル新活用プラザに運ぶと→ソウル新活用プラザは、使用済みの横断幕を活用できる状態に作る「素材化」作業を行い、それを活用したいアップサイクル企業に提供する。→アップサイクル企業は、使用済みの横断幕を活用してかばん、財布、ポーチなどを製作、販売する。捨てられようとしている不用品や廃材を利用して、新たな製品や価値を生み出し、持続可能な資源循環や環境保護を実現する狙いである。

    この事業には、ソウル市が事前に自治区を対象に行った需要調査で参加意向を表明した11の自治区が収集した4千枚余りの使用済みの横断幕が使われる。

    横断幕は、プラスチック合成繊維で作られるため、燃やして処理した場合、温室効果ガス、発がん物質など有害物質多く排出される。そのため、環境保護やカーボンニュートラルの実現に向けて、持続可能な使用済み横断幕のリサイクルの必要性が繰り返し提起されてきた。

    これを受け、ソウル市は5月24日、26日2回にわたって使用済み横断幕をアップサイクルした製品を製作・販売するアップサイクル企業とデザイン団体、自治区、グリーン発電所(エコバッグ製作企業)と諮問会議を開催した。会議の結果をもとに、使用済み横断幕を付加価値の高い素材に活用できるように素材化及びリサイクルするシステムを構築することに至った。

    ソウル市は、この事業の成果を分析し、今後の公職選挙期間中に発生する使用済み横断幕だけでなく、普段から収集している使用済み横断幕もデザイン製品の素材に生まれ変わるように「ソウル新活用プラザ」に常時回収・素材化システムを整備する予定である。

    なお、公共分野で使われるリサイクル収集麻袋、防災用砂袋などにリサイクルする方策も並行して推進する。横断幕に使われる素材は、中国産のPP麻袋より3倍以上丈夫で、汚染物質が漏れるのをh防ぐこともでき、水に触れると重くなる特徴があるため、リサイクル収集麻袋や砂袋にも適合する。

    一方、ソウル市は、使用済み横断幕を建築資材に活用して南山図書館に環境にやさしい屋外空間づくりも進めている。衿川区で発生した使用済み横断幕を活用して、木材を代替するグリーン繊維パネルを製作し、ベンチや棚などを作る。これに関してソウル市は、5月19日韓国環境公団、ロッテホームショッピング、ソウル特別市教育庁と共に「資源循環や社会価値経営の実現に向けた業務協約」を締結した。

    ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は、「ソウル市から発生した廃棄物を新しい資源にアップサイクルするために様々な方法を模索し、成功例を発信していくことで、日常生活におけるカーボンニュートラルを実現し、関連機関と共に気候危機時代における資源活用方策を話し合い、協力していきたい」と述べた。

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