ソウル市は、漢城百済文化遺跡のストーリーを掘出し、ストーリーテリングによる観光名所化を目指し、8月15日(木)から屋外創作ミュージカル「移都漢山」を開催すると発表した。
ソウル市は、漢城百済の文化遺跡のストーリーを発掘し、観光客に王道2000年のソウルの話を伝えるという漢城百済の観光名所化プロジェクトを進めている。
このプロジェクトは、「ソウルの魅力的な名所5大代表地域(漢江、漢陽都城、東大門、世宗通り、漢城百済)のストーリーテリングによる観光名所化事業」の一つで、漢城百済文化遺跡を大勢の観光客が訪ねる観光名所にしようというもの。2000年余り前、漢江(ハンガン)流域の中心地であった漢城百済の首都としてのソウルの歴史に再びスポットを当て、700年間の百済の歴史の中で、ソウルが首都だった漢城百済の500年余りの歴史に関する話を掘出し、これを代表的な文化観光商品として発展させる。
今回のプロジェクトは第1弾。屋外創作ミュージカル「移都漢山」が漢城百済博物館(松坡区オリンピック公園内)の屋外ステージで8月15日から11月23日まで(計35回)、週末及び祝日に開催される。漢城百済文化祭(10月3日~10月6日)、ソウル世界灯祭り開幕式(11月1日)などには特別公演を行う予定だ。
公演は☞公演日程:2013年8月15日~11月23日(計35回) 土・日曜日および祝日
月別 |
公演日 |
公演時間 |
備考 |
8月(7回) |
15,16,17,18,24,25,31 |
17:00 |
試演は最初の週の金曜日を含む |
9月(10回) |
1,7,8,14,15,20,21,22,28,29 |
16:00 |
秋夕の前日と当日を除く |
10月(10回) |
3,4,5,6,12,13,19,20,26,27 |
15:00 |
漢城百済文化祭(10月3日~6日) |
11月(8回) |
2,3,9,10,16,17,23 |
ソウル世界灯祭り開幕日(11月1日) |
- 前日(24時間前基準)の天気予報で、松坡地域に雨が降る可能性がある場合、公演は中止(フェイスブックで事前公知)
- 騎馬警察の出演可否によってスペシャルデーを進行
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「移都漢山」とは、4世紀頃に百済の全盛期を導いた近肖古王が漢城(ハンソン)地域に王城を移した歴史的なエピソード[三国史記-百済本紀371年(近肖古王26年)]をテーマに、「さまざまな民族が集まって形成されているが、差別のない、和合して通じ合う国」を作ると決意した近肖古王の夢と民の希望のストーリーを演出する。
「移都漢山」の公演は、俳優と市民が共に作る市民参加型イベントとして進行する。
全体的な構成は俳優を中心に公演するミュージカル形式だが、太鼓による打楽パフォーマンスや武術の公演などは松坡区と江東区の住民が出演する。また一般市民もその場で公演に参加できる。漢城百済の民に扮装してミュージカル公演やパレードに参加でき、楽しい思い出が作れるよい機会となると期待される。
※ 公演に関するお問い合わせ ※
- フェイスブック(seoul story)、オンラインプラットホーム・ソウルストーリー(www.seoulstory.org)
- ソウル市観光政策課(2133-2816)、
- ミュージカルパフォーマンス「移都漢山」製作チーム(電話070-7759-2220)