「海外コレクションへの参加支援事業」を通じて韓国内のファッション・デザイナーに海外進出の機会を提供 ソウル市は、韓国内のファッション・デザイナーの海外進出の機会を拡大し、グローバル・ファッション・ブランドを発掘・育成するため、海外で活発な活動を行っている優秀な韓国のファッション・デザイナー10人を募集し、海外コレクションへの参加費用を支援します。これは、多額の費用をかけて海外コレクションに参加したにもかかわらず現地での活動を継続することができないファッション・デザイナーを支援することで、彼らの海外進出を助けるためです。選ばれた10人のファッション・デザイナーは、海外コレクションの参加に必要な費用とマーケティング・広報費用の支援を受けることができます。
2006年に始まったこの事業を通じて、これまで海外コレクション参加支援を受けたのはイ・サンボン、ウ・ヨンミ、チョン・ウクジュン、ソン・ジオ、アンディー&デッブ、チェ・ボムソク、スティーブ&ヨニ、イドイなど、韓国内のトップクラスのデザイナー49人に上っています。支援を受けたファッション・デザイナーは、355億ウォン規模の受注と785件の海外広報という成果を上げました。
初期の進出費用の負担が大きい新進デザイナーへの支援を大幅に拡大 今後もソウル市は、海外コレクション参加への支援事業を通じて韓国のファッション・ブランドを海外に知らせ、国際的なブランドに成長させるために経済的な支援と体系的な管理を継続して行っていく計画です。
また、日本やベルギーなどファッションの発達した国の支援システムをベンチマーキングし、効果的な管理システムを導入、運営する計画です。これらの国では、1980年代から政府レベルでグローバル・ファッション・ブランド育成のために多角的な努力を活発に行ってきており、ケンゾー、イッセイミヤケ、ドリス・ヴァン・ノッテン、アンドゥムルメステールなどのデザイナーが代表的な成功例として上げられています。
ソウル市の関係者は、「1980~1990年代に世界のファッション界の注目を集めた日本に続き、ソウルが第2のファッション・オリエンタリズムとして浮上している。今回の支援事業を通じて韓国のブランドがプラダやグッチなどのように世界的に成長することを期待している」と述べ、期待感を示しました。