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プレスリリース

  • ソウル市、海外観光客3千万時代の幕上げ…ソウル観光の活性化に向けた青写真を発表

  • プレスリリース SMG 386
    • ① 漢江・ハイク・夜景・都心空間など観光資源から新規コンテンツを開発、ビューティーやグルメなどライフスタイルの体験観光にも注力
    • ② MICEにおいてはメタバースなど非接続・非対面環境を造成、米CESのようにソウルの代表行事を発掘
    • ③ 主な観光客層のMZ世代、個人旅行客、海外観光客の利便性を考慮したプラットフォームを開発するなど観光環境の革新を図る
    • ④ 「ソウル型観光指標」を用いた品質管理、観光競争力の増進、地域共存に向けた首都圏の連帯協力の強化など

    長かったコロナ禍による観光暗黒期もようやく終息の兆しが見えてきている今、海外観光客の誘致に向かった世界主要都市の競争も激しくなっている。この中、ソウル市が海外観光客3千万時代を切り開くという目標を掲げ、「ソウル観光活性化計画(2022~2026)」を発表した。

    ひとまず、漢江、山岳、青瓦台、光化門広場のような都心の中の空間はもちろん、ビューティーやグルメ、ファッションなどライフスタイル分野へと、これまでショッピングが主流だったソウル観光コンテンツを多様化させ、ソウルの魅力を世界に発信する考えだ。

    漢江花火フェスティバルは、「ソウルフェスタ」などソウルのメインフェスティバルと連携し、ソウルの春秋を代表するお祭りに発展させる。数千台のドローンがソウルの夜を飾る「ドローンライトショー」も開催する。「24時間眠らない都市」ソウルの魅力が十分伝わるよう熱気球に乗りソウルの夜景を見渡せる特別なイベントを推進するほか、漢江ナイトトレッキング大会、ナイトハイク(夜間登山)、ナイトグルメなど様々な夜景関連イベントも試みる。

    また、世界最高の都市を目指し、高付加価値産業であるMICE分野への投資や支援も強化する。コロナ禍の経験を活かし、イベントや会議の非対面・非接続の開催またはオンライン・オフラインの同時開催のように、変化するトレンドに業界がいち早く対応できるよう、メタバースプラットフォームなど最先端デジタル環境を造成する。ビューティーやK-cultureなどソウルの強みを絞り込み、米ラスベガスのCESのようにソウルを代表する行事を発掘し、それをバックアップできる企業や人材育成、官民協力体系も強化する。

    韓国を訪れる海外観光客の63.9%を占める「MZ世代」に馴染み深いデジタル環境を観光分野にも拡大・適用する。技術スタートアップとの協業を通じて、外国人観光客が不便を感じる予約、決済、移動手段の使用など旅行の利便性を高めるプラットフォームを開発するなど、デジタル技術を活用し外国人観光客が気兼ねなく旅行を楽しめる環境づくりに取り組む。

    最後に、旅行業界-観光客-地域住民、このみんなが共に生きる「公正観光」へのシフトも準備する。単なる観光客数ではなく、滞留日数や支出額、満足度など様々な基準を通じてソウル観光の質的水準を管理する「ソウル型観光指標」を開発し、ダンピング競争による質の低い観光商品が乱立することを防ぐべく、常時取り締まりを強化する。また、オーバーツーリズムから地域住民を守る一方で、地域共存に向けた首都圏連帯協力にも力を入れる。

    ソウル市はこのような内容を骨子とする「ソウル観光活性化計画」を推進することで、世界の人たちが訪問したい都市ソウルをつくり、この取り組みを土台にグローバル都市TOP5入りを果たしたいと明らかにした。

    ソウル市のチェ・ギョンジュ観光体育局長は「不測のコロナ禍により大きな打撃を受けたソウル観光生態系は長い間苦境に置かれてきた。しかし、ここ数年オンライン媒体で見せてくれた韓流コンテンツの躍進は、韓国やソウルの魅力が世界に発信され、ソウルへの世界的関心が高まるきっかけとなった」としながら「このような関心や注目をフル活用し、ソウル観光界の回復やソウルの世界都市TOP5入りを図れるよう、民選8期ソウル観光活性化計画に本腰を入れたい」と述べた。

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