ソウル市は、ソウル市所在の有望なスタートアップ企業・中小企業・ベンチャー企業をアンタクト(非対面)による外国人投資家らへのセールスを通じて支援する。新型コロナウイルス感染症により韓国企業に対する投資誘致も厳しい状況が続いている中、これを克服するとともに感染症終息後の海外進出の需要に機先を制するためである。 ソウル市所在の企業の中から投資有望企業300社を選定し、10月から｢ソウル市投資誘致｣ホームページ(investseoul.org)にて大々的に広報する。同時に各企業の基本情報、希望調達金額、投資家の類型など外国人投資家が必要とする詳細情報を紹介する。また、ビデオ会議が必要な場合にはサポートするなど実質的な投資誘致が実現できるよう注力する計画だ。 ソウル市は、投資有望企業300社を選定するため、5月27日(水)から6月12日(金)まで公開募集を行う。 選定された企業は、ソウル市投資誘致ホームページ(investseoul.org)に｢革新的な技術とサービスを有する企業｣「ソウル市が推薦する投資に値する企業」として紹介される。 投資有望企業300社には、革新的なアイデアや製品を有するソウル市所在のスタートアップ企業・中小企業・ベンチャー企業なら誰でも申し込むことができ、｢ソウル市投資誘致ホームページ｣(investseoul.org)を通じて申込書と事業計画書などを提出する。提出された各企業の事業計画書などをもとに投資誘致の経験や可能性などについて専門家による総合的な審査を行った上で選定する。 また、2020年9月までに、選定された企業の希望調達金額や投資家の類型など詳細情報を調査し、10月から｢ソウル市投資誘致ホームページ｣に｢投資有望企業(Seoul’s Deal)｣というタイトルで参加企業の資料や情報を視覚化及び加工して掲載する。 KOTRAの36の海外貿易館とも協力し、潜在的な外国人投資家を発掘するとともに投資有望企業300社の情報を投資家に提供して、1対1のマッチングができるよう積極的に支援する。さらにKOTRAの外国人投資家マッチング支援事業(IKMP、Invest Korea Market Place)に参加する場合、加点(5%)される。 また、外国人投資家が｢ソウル市投資誘致ホームページ(investseoul.org)｣で有望企業の情報を収集し、これが実質的な投資決定につながるよう、ソウル市外国人投資誘致促進機関｢インベストソウルセンター｣を通じて外国人投資家と参加企業間の投資交渉をビデオ会議で開催できるよう支援する計画である。