ソウル市は、海外メディアのフォトジャーナリストによる、新型コロナ時代において世界の人々が生きている新しい日常などを世界中のあちこちで写真に収めた取材写真86点を一度に見られる、オンライン・オフライン写真展を用意した。
ソウル市とグローバル写真通信社ペンタプレスが共同主催する今回の写真展では、ニューヨークタイムズをはじめ、AFP、AP、EPAなど世界の主要メディアのフォトジャーナリスト68名が取材した様々な報道写真を見ることができる。現場展示は11月16日(火)から12月12日(日)までソウル図書館の外壁にて、オンライン展示はソウル市外国語ホームページにて12月20日(月)まで実施される。
写真展は、大きくメイン展示と特別展示に分けて催される。メイン展示は、コロナ禍以降、世界の人々が暮らしを営む「ニューノーマル、新しい日常」をテーマに、幸福と悲しみ、苦しみ、悩みなどが込められた写真56点で構成されている。特別展示は、ピューリッツァー賞を獲得したニューヨークタイムズの写真と、2021年ニューヨークタイムズが選出した「今年のニュース写真(2021 Yearend News Photos)」の中から選抜された全30点が展示される。
2021年展示される写真は、最終的に韓国内外の写真専門家4人の写真選定委員団によって選出された。
ソウル市は、より多くの市民がパソコンやスマートフォンからも写真展を手軽に観覧できるよう、すべての展示写真をオンラインと写真展SNSチャンネルを通じて公開する。特に、VRを活用した「360度バーチャルギャラリー」を通じて、ソウル図書館の外壁とソデムン(西大門)刑務所歴史館の実景を背景に、リアルに写真を観覧できる独特な経験を提供する。
すべての展示写真86点のうち、市民による共感度が高いものと判断される21点は、ソウル図書館1階の外壁に設置され、市民が社会的距離を確保しながら図書館周辺を回りつつ写真を観覧できるよう構成する。
ソウル市は、写真展期間中に様々な市民参加型イベントを実施して市民の参加を導き、新しい日常の時代に素早く対応して、積極的に変化をリードしているソウルのグローバル都市というイメージを世界にアピールしていく計画だ。