途上国が水不足、交通渋滞、環境汚染などの都市問題を解決するため、ソウルの発展経験と優秀政策を活発にベンチマーキングしている。これに対してソウル市は、アリランTVと共同で都市化問題の解決に向けたソウルの優秀政策海外共有事業の具体的な事例を紹介する特別ドキュメンタリーを制作した。
現在、ソウル市は優秀な政策を海外都市と共有して世界都市間の共栄発展と国内企業の海外進出を支援する「ソウル市優秀政策海外進出事業」を推進しており、2016年11月末現在、25か国35都市と42件の政策共有事業を推進した。
代表的な事例として、モンゴルの首都ウランバートル市が挙げられる。2015年にソウル型交通システムを実生活に導入するウランバートル市は、電子決済サービスとバス運行管理システム(BMS)の導入を通じて様々な問題点を解決した。現在、ウランバートル市内を走る2千台以上のバスには韓国でよく利用されている「知能型交通カード端末機」が設置されており、1年が経過した今日、65%の高い利用率で市民の苦痛渋滞問題が緩和された。
地球の反対側に位置したコロンビアの首都ボゴタでも韓国型交通システムを見ることができる。LG CNSは2011年、バス運行管理システム(FMS)と料金徴収システム(AFC)を輸出し、2015年に構築を完了した。現在、ボゴタ市内を運行する7千台以上のバスと120台以上のBRT(Bus Rapid Transit)及びすべての停留場には交通カード端末機が設置されており、単一乗り換えシステムが統合、運営されている。
これ以外にもソウル市の多くの優秀政策海外進出事例を扱った本ドキュメンタリーは計100か国以上で放映される予定だ。