- 市・区・警察署・外国人支援施設、外国人の多く暮らす九老・永登浦・龍山で合同キャンペーンを実施
- 各言語で制作された事前検査奨励ポスターを職業案内所4475ヵ所に配布、電光掲示板29664ヵ所でも周知
- ソウル市「持続的な広報活動と多言語情報提供で外国人住民の安全な生活環境の整備に寄与したい」
ソウル市の全感染者のうち外国人感染者の割合が増加(2021年7月6.3%→8月9.2%)していることから、市は、外国人住民へのワクチン接種と事前検査を奨励するキャンペーンを集中的に推進すると発表した。
このキャンペーンを通じて、防疫情報の不足や言葉の壁などで外国人住民のワクチン接種や事前検査への参加が困難になることがないよう取り組む。
ソウル市は、市内の区や警察署、外国人支援施設と協力して九(ク)老(ロ)、永(ヨン)登(ドゥ)浦(ンポ)、龍山(ヨンサン)など外国人が多く居住する主要地域で合同キャンペーンを実施する。
8日(水)には永登浦区にあるテリム中央市場を中心に、ソウル市や永登浦区、永登浦警察署、ソウル・グローバル・センターの関係者と中国同胞団体が共に最後のキャンペーン活動を行う予定だ。
市はまた、外国人住民の場合、一般の韓国人に比べて予約フローが複雑であるという認識がある上に、言語サポートの不足などで外国人のワクチン接種率がやや低調になっていると見て、新型コロナウイルスのワクチン接種関連情報を一目でわかるようまとめた案内を配布し、国籍に関わらず同じ基準と手続きに基づいて事前予約が行われていることを周知徹底するとしている。
同時に、18歳から49歳までのワクチン接種事前予約が終了する9月18日(土)まで、ソウル西南圏など外国人住民が多く居住する地域の所管区や外国人支援施設18ヵ所でオン・オフラインの広報活動を継続して推進する。
一方、外国人住民の事前検査への参加を促すための取り組みも継続する。8月には事前検査を奨励するポスターを多言語で制作し、外国人住民の出入りが多い建設現場や職業安定所など4475ヵ所に配布したほか、事前検査を奨励する映像を屋外電光板や地下鉄のホームなど2万9664ヵ所に9月10日まで流す予定だ。
外国人住民向け新型コロナウイルス防疫関連情報(13ヶ国語に対応)は、ソウル・グローバル・センターのホームページ(
http://global.seoul.go.kr)または電話(☎02-2075-4180または02-120)から確認できる。
ソウル市のキム・ソンスン女性家族政策室長は「外国人住民はコロナ禍で言語や情報の壁に阻まれるなど二重苦を強いられており、本人はもちろん周囲への感染を防ぐために正確な防疫情報の発信が急がれている」としながら、「地域資源の連携を通じた持続的な広報活動や多言語での案内を強化して感染防止を行き届かせ、外国人住民の安全な生活環境を整えられるよう最善を尽くしたい」と語った。