ソウル市は、約2年間続いた新型コロナの中でも、公共交通機関の運営において目覚ましい成果を挙げており、これをベースに日常の正常化と市民の移動支援に最善を尽くしている。

ソウル市は、主な感染症対応事例を基にして、新型コロナのパンデミックの中でも優れた対応を行ってきた。公共交通機関関連政策の適時推進、公共交通機関の集中的な防疫、海外入国者の特別輸送など、さまざまな方面から市民の円滑な交通利用について支援を行ってきている。

新型コロナの発生初期段階から、市民の公共交通機関の利用に混乱が発生しないことと、生活に欠かせない移動や市民の暮らしが停止してしまわないことを両立させるため、数々の努力を傾けてきた。

市民の利用する地下鉄、バス、タクシーなどの公共交通車両から、バス停、タクシーの乗車場など交通関連施設まで、市民が実際に触れる場所には頻繁に防疫消毒を行うなど、集中的な管理を実施してきた。

公共自転車「タルンイ」のインフラも拡大し、QRタルンイの導入・拡大、公共自転車アプリの改善、貸出所の追加設置、タルンイの消毒防疫実施など、新型コロナの感染拡大の中でも安全かつ便利に利用できるよう環境を整備した。

また、空港バスや入国者専用タクシーを設けるなど、特別輸送対策も実施し、海外からの入国者が空港を出発する瞬間から一般市民とは隔離することができるよう移動の動線を最小限にとどめ、防疫が完備された交通手段を提供した。

このような努力は公共交通機関を利用する市民の不安解消と共に、新型コロナの状況下でも安全に交通サービスを提供したという成果として現れた。市は、直近の2年間の運営過程を基に、市民の移動の利便性をますます向上させるべく、今後とも努力を傾けていく予定だ。