ソウル市は、都心の広場、森林、公園、通りなど50ヶ所を「ヨルリン(オープン)芸術劇場」に指定し、プロのアーティストの公演はもちろん、アマチュアの文化芸術サークル、シルバー芸術団など市民芸術家の発表スペースとして活用し、市民が自発的に文化を生産する文化自生的空間として5月22日から運用に入る計画だ。
ソウル市では、核心空間、拠点空間、生活密着型空間の3つに分け、空間の特性に合わせて差別化されたプログラムを企画し、定例的な運用に入る。
核心空間は、2千人以上が参加可能なソウル文化の名所で、ソウル広場、ポラメ公園、北ソウル夢の森、陵洞(ヌンドン)の子供大公園、ガーデンファイブ広場など5ヶ所を指定した。
拠点空間は、700人以上が参加できる自治区文化のハブスペースで、鐘路区(チョンノグ)の南仁寺(ナミンサ)マダン(広場)、陽川区(ヤンチョング)の西ソウル湖水公園、江東区(カンドング)の千戸(チョノ)公園など10ヶ所を指定した。
生活密着型空間は、小規模の近所の公園、散策路、登山道など、生活圏の中で文化公演や休息と散歩が楽しめる場所を指定した。
ソウル市は、「ヨルリン芸術劇場」と「出張文化配達サービス」を通じ、芸術家には才能を広げる機会を、市民には無料で文化が楽しめる機会を提供し、市民と芸術家皆が幸せな文化都市ソウルを作り上げていく計画だ。
ソウル市は、今年2月に(財)ソウル文化財団の「文化芸術共有センター」を設置し、芸術団体、アマチュアアーティストを対象にボランティアを募集している。参加希望者は、文化政策課(☎ 02-2171-2552)まで。