ソウル市は省エネの習慣化を拡散すると発表した。今年の夏、最悪と言われる電力危機を乗り越えてブラックアウト(停電)のない夏を過ごすため、同市と自治区の全機関から民間部門に至まで、省エネの習慣化を拡散する方針だ。例えば太陽光発電施設を早期竣工し、電気需要のピーク時間に清渓川(チョンゲチョン)及び中浪川(チュンナンチョン)などに送る水の量とポンプ稼動を大幅に減らしたり、地下鉄は平日のラッシュアワー以外の時間帯には運行台数を12.5%に減縮するなどである。
さらに民間部門に対しては、ドアを開けたままエアコンをつけて営業している店舗に対し、6月のキャンペーン期間を過ぎた7月1日からは最高300万ウォンの過料を課すものとする。特に今年、店舗の密集地域で人々の往来が多い明洞(ミョンドン)、江南(カンナム)大路、新村(シンチョン)、ホンデイック駅周辺などの8ヵ所を集中管理商圏に指定し、市と区が合同で特別に管理する方針だ。
ソウル市は10日、このような内容をまとめた「2013夏季省エネ総合対策」を発表し、公共機関が先導する中、民間部門の協力を得ながら省エネを実践し今年の夏の電力危機を乗り切る計画であることを明らかにした。
総合対策は▴公共部門が省エネ15%を先導的に推進、▴室内冷房の温度(26℃)設定の不遵守、開門冷房など冷房電力の過剰使用の取り締まりの強化、▴民間部門の節電の習慣化拡散ネットワークの構築などが推進される。
夏の節電の要領
必須事項
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電気製品
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- エアコン(冷房)など電気冷房機器の過剰な使用を控える。
- 使わないときは電気製品のコンセントを抜いておく。
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エアコン(冷房)
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- 室内温度は26℃以上を維持する。
- 出入り口(ドア)を閉めてエアコンを稼動する。
- 夏の電力需要のピーク時間にはエアコン(冷房)の順次運休を実施する。
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照明
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- 使わない照明(店の看板及び屋外の照明を含む)はできるだけ消す。
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その他
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- 夏の電力需要のピーク時間(午後2時~5時)には電気の使用を最大限控える。
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勧奨事項
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電気製品
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- 室内のエアコン(冷房)の設定温度は一段階低く(強→弱)設定する。
- テレビやパソコンの使用時間を減らし、展示用家電製品の電源を切る。
- パソコンは節電モードに設定して使う。
- エネルギー効率が高い「1等級」の電気製品を購入する。
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エアコン(冷房)
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- 電気冷房はできるだけ使用せず、地域冷暖房システムまたはガス冷房などを利用する。
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照明
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- 低効率照明(白熱燈)をLED照明など高効率の照明に交換する。
- 昼間は窓側の照明を消して自然の光を利用する。
- 営業時間以外はすべてのショーケースの照明を消す。
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重要な実践事項① テレビのセットトップボックスを消す
② 電子ジャーの保温機能を使わない
③ 蛍光灯などをLEDに替える
④ 1週間に1回冷蔵庫を掃除する
⑤ 使わないビデや浄水器のコンセントを抜く
⑥ 1ヶ月に1回夜に電気を消す
⑦ エコマイレージに加入する