ソウル市は、ミニ太陽光設備の取扱業者、太陽光モジュール及びインバーター製造企業と協力し、猛暑に弱い小規模共同住宅団地(300世帯以下)の警備室にミニ太陽光発電所の設置を無償で支援する。
ソウル市は、2018年から猛暑の中でも電気代のためエアコンをつけることを負担に感じる共同住宅の警備室にミニ太陽光発電設備の補助金を支援することを決定し、計27の警備室に設置を完了した。8月からは、共同住宅の警備室をエネルギー脆弱施設に分類し、ミニ太陽光発電設備を無償で設置することと定めた。
2022年まで警備室4,500か所にミニ太陽光発電設備を無償で提供し、警備室1か所に設置されるミニ太陽光発電設備は300W級2基であり、計9,000個が設置される予定だ。
共同住宅警備室の面積はおおむね6坪前後のため、ミニ太陽光発電設備300W級2基を設置すると「6坪型壁掛けエアコン」は最大4時間以上、扇風機の場合は1日中ずっと稼働するに十分な電気を生産できる。
一方、ミニ太陽光発電設備の無償設置事業に参加を希望する企業及び団体が継続して増え続けている。
2018年に参加した業者はミニ太陽光発電取扱業者である(株)ソーラーテラス、ソウル市民日光発電協同組合などの8つの業者であり、取扱業者だけでなく、モジュールやインバーター製造企業も参加を希望している。
ソウル市は今後、参加を希望する企業及び団体が増加すると予想できることから、ソウル市グリーンエネルギー課に受付窓口を開設し、ソウルエネルギー公社の太陽光支援センターからも企業及び団体の申請を受け付ける予定だ。
エネルギー脆弱階層に太陽光発電設備の設置を支援したい個人・企業・団体はエネルギー福祉基金を通じても指定寄付(太陽光発電設置)を行うことでエネルギー分かち合い事業に協力することができる。
ノウォン(蘆原)区エネルギー自立村アパートの警備室 |
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クムチョン(衿川)区アパートの警備室 |