ソウル市は、新型コロナウイルス感染症の長期化により創業または廃業を準備している小商工人に対し、進入期(創業)~成長期(経営改善)~再挑戦期(事業整理)に至るライフサイクルステージ別支援を円滑にサポートする計画だ。
創業を希望する市民なら誰でも支援を受けることができ、すべての課程は無料で実施される。特に、新型コロナウイルス感染症によって困難に直面している小商工人のための施設改善費用支援については事業規模を拡大し、前年比60%増加した1,270か所を対象に支援する。
まず、創業準備者を支援する<①進入期>には、創業前に準備を万全に整えることによって失敗の可能性を最小限に抑えることが目的だ。創業相談から教育、コンサルティング、メンタリング、資金を総合的に支援して、しっかりとした基本知識・基盤を育むことが核心だ。その他にも、成功した先輩小商工人のメンタリングと、創業コンサルティングを修了後に創業に必要な資金も最大5千万ウォンまで支援される。
<②成長期>にはオーダーメイド型経営改善支援が核心だ。小商工人の経営・運営状況を細かく分析して、オーダーメイド型コンサルティングを提供して、施設改善に必要な資金も支援する。施設改善費用は、看板の交換、壁紙リフォーム、インテリアなど店舗環境の改善、またテーブル、冷蔵庫など老朽化した施設を交換するのに使用できる。
最後に、<③再挑戦期>は、やむを得ず廃業を準備中の小商工人が安定的に事業を整理して再び経済活動を行えるよう支援するのが主な内容だ。今年2021年に廃業したり廃業予定である業歴6か月以上の店舗型小商工人が支援対象だ。
ライフサイクルステージ別支援に関する詳細内容と日程は、ソウル市自営業支援センター小商工人総合支援ポータル(
www.seoulsbdc.or.kr)から確認することができる。