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プレスリリース

  • ソウル市、失われた朝鮮時代の軍器寺と宮中儀礼をAR・VRで体験

  • プレスリリース SMG 442
    • 軍需分野を担った官庁「軍器寺」が約1世紀ぶりにAR・VRで復元され、当時の武器体験も可能に
    • 朝会・祝宴など景福宮で行われていた宮中儀礼もARで再現、スマートフォンの画面に現れる仕組み
    • 既存の「敦義門ARアプリ」で体験でき、「歴史+技術+ストーリーテリング」で歴史文化観光の新モデル提示

     朝鮮建国と同時に設立され、武器など軍事物資の製造を担った朝鮮時代の官庁「軍器寺(クンギシ)」が、AR・VR技術で約1世紀ぶりに蘇る。朝鮮時代の王宮、景(キョン)福宮(ボックン)で行われていた様々な宮中儀礼もARで再現される。  ソウル市は、文化財庁や宇美(ウミ)建設、第一企画と共に、約1世紀前に失われた「軍器寺」と景福宮の宮中儀礼をAR・VRなどのデジタル技術で復元・再現し、文化観光融合型体験コンテンツとして開発すると発表した。公開は来年を予定している。  「軍器寺」は、ソウル市庁の地下にある「軍器寺遺跡展示室」内に残存する遺跡5棟を復元する。かつての軍器寺の内・外部の姿をAR技術でリアルに蘇らせ、VRを通じて全体の姿を眺める。世界初のロケット弾発射器「神機箭(シンギジョン)」をはじめ軍器寺で開発された伝統の武器を体験できるコンテンツも企画している。  宮中儀礼については、景福宮の勤(クン)政(ジョン)殿(ジョン)で王と主要な官吏が大小様々な国政について議論した朝会(チョフェ)や宮中で行われていた祝宴をはじめ様々な宮中行事をARで再現する。これまで特別なイベントでのみ再現されてきた宮中儀礼だが、これからはスマートフォンでいつでもリアルに体験できるようになる。  ソウル市は、すでに行われている敦(ト)義門(ニムン)のデジタル復元と共に、2019年にリリースした「敦義門ARアプリ」の機能を拡張して1つのアプリで敦義門や軍器寺、景福宮の宮中儀礼をすべて体験できるようにする計画だ。  城門(敦義門)に続き官庁(軍器寺)、王宮(景福宮)までコンテンツを広げることで、個々に散在している文化遺産をデジタル技術で融合させる「ヘリテージ・ユニバース(Heritage Universe)」を構築する。  また、ソウルの文化遺産を代表する漢(ハニ)陽(ャン)都城(トソン)の18.7㎞の全区間を実際に撮影し、エンターテイメントの要素を加味してVRコンテンツを制作した。まるで飛行するように城郭に沿って漢陽都城を巡ることができ、今月から敦義門博物館村体験館(3階)で体験できる。  ソウル市のチョ・インドン行政1副市長は「今回の提携により、歴史とテクノロジー、ストーリーテリングが融合した新しい体験・観光資源を持続的に開発していけるようになった。市民が実生活の中で歴史の息遣いを感じ、さらにはソウルの文化遺産に誇りを感じられるよう最善を尽くして推進していきたい」としながら、「このような官民協力の成功事例が重なり、新型コロナで停滞する観光産業が活力を取り戻す契機となることを願っている」と語った。
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