ソウル市は毎年増加傾向にある多文化家庭や外国人住民・労働者、観光客など、ソウルに居住・滞在している外国人向けに「生ゴミの出し方」に関する案内文を、英語や中国語など10か国語(英語、中国語、ベトナム語、日本語、ロシア語、モンゴル語、フランス語、マレー語、ヒンディー語、タイ語)に翻訳し、配布した。

<2018～2019年における外国人住民の主な現状>

(単位：人)

2018～2019年における外国人住民の主な現状

区分	合計	韓国系中国	中国	ベトナム	アメリカ	台湾	日本	モンゴル	その他
2019年	284,763	124,557	65,192	17,130	9,608	8,883	8,344	6,115	44,934
2018年	273,178	119,558	65,640	13,502	9,545	8,808	8,175	5,988	41,962

<2019年における自治区別外国人居住の主な現状>

(単位：人)

2019年における自治区別外国人居住の主な現状

区分	合計	ヨンドゥンポ(永登浦)	クロ(九老)	クムチョン(衿川)	クァナク(冠岳)	トンデムン(東大門)	クァンジン(広津)	ヨンサン(龍山)	その他
2019年	284,763	35,732	34,163	20,263	18,030	16,512	15,785	15,791	128,487

ソウル市は特に最近、外国人が多く住む自治区においてゴミの不法投棄により過料を科せられ、又は地域住民とのトラブルが発生するなど、苦情が相次いでいる問題を受け、ゴミ出しに関する案内文をソウル市の室・本部・局、自治区、投資・出捐機関や教育庁に配布することで、ルールについて案内するように促している。 また現在、生ゴミの出し方が自治区によって異なり、「生ゴミとして出せないもの」が条例に規定されていない自治区があるなどで困難をきたしている。ソウル市はこのような問題を解決すべく、生ゴミの出し方について基準を設け、自治区に関連条例を改正するよう、勧告している。 今回配布する「生ゴミの出し方」は、ソウル市の25の自治区における「生ゴミとして出せないもの」を統一させ、生ゴミの出し方について案内するものである。

ソウル市の生ゴミの出し方について

(ソウル市適用基準/2020年4月16日)

ソウル市の生ゴミの出し方について

区分	生ゴミとして出してはならないもの
野菜類	小ネギ・長ネギ、セリなどの根
	唐辛子の種など
	玉ねぎ・ニンニク・生姜・トウモロコシの皮など
	唐辛子・トウモロコシ・ニンニクの芯など
果物類	クルミ・栗・ピーナッツ・どんぐり・ココナッツ・パイナップルなどの硬い殻や皮
	桃・アプリコット・柿などの核果類の種
穀類	もみ殻
肉類	牛・豚・鶏などの毛・骨
魚介類	貝・サザエ・アワビ・ハイガイ・ホヤ・カキなどの貝類の殻
	カニ・ザリガニなどの甲殻類の殻
	魚の骨
	フグの内臓など毒性のある食べもの
卵の殻	鶏・鴨・うずら・ダチョウなどの卵の殻
滓	各種茶(緑茶など)の滓、韓方薬の滓
その他	食べものに混じることの多いガム、ビニール(袋など)、ボトルキャップ、木製つまようじ、紙、アルミホイル、ストロー、使い捨てスプーン、プラスチック、ゴム手袋、金属片、スプーン、箸、ガラスの欠片、金属類、石、紐、衣類、ビニール類など

※ 生ゴミとして出してはならないものを生ゴミとして出しますと、ゴミ処理機の故障の原因になり、又は資源のリサイクルができなくなります。 □ 生ゴミの出し方について ○ 土などの異物や水気などを最大限取り除いた後、生ゴミ専用回収容器(大型減量機、RFID従量機など)、または生ゴミ用従量制袋に入れてゴミ出しをする。 ○ 塩分の多いキムチ・味噌・コチュジャンなどは、水で洗い流してゴミ出しをする。 ○ 大根、白菜、カボチャなど大きい野菜や長ネギの皮は、小さく切ってゴミ出しをする。(大きいもの、長いものをそのまま出しますと、ゴミ処理機が故障するおそれがあります)