ソウル市は、ソウルメトロの駅舎の照明をすべて環境にやさしいLEDに交換すると発表した。これは、韓国政策金融公社からの約437億ウォンの資金支援を受け、ソウルメトロ1~8号線の243あるすべての駅舎の65万個の照明をLEDに交換するものである。これにより、「エネルギー効率の高い環境にやさしい駅舎」を整えていく。
これに伴い、4月23日、ソウル市行政1副市長と韓国政策金融公社社長が参列する中、「ソウルメトロLED照明交換・普及のための業務協定」が締結された。これにより、2013年内にソウル市の全駅舎の照明をLEDに交換する事業に対し、相互協力がなされることになった。
さらに、韓国政策金融公社が100%出資し、「LED交換専担法人(仮称「Green LED」)」を設立する。交換事業は当該法人が専門で行う。これは、交換のための資金の運用や、LED 照明交換の効率性・維持管理の便宜性を図るためである。
地下鉄内の照明65万個をすべてLED照明に交換すると、電力量が年間約57GWh削減できる。これは、地下鉄全体の電力使用量(約1,202GWh)のおよそ5%の削減につながる。電気料金に換算すると、年間約66億ウォンが節約できるものと期待されている。