新型コロナウイルスの長期化により様々な困難に直面しているソウル市内の主要観光特区に活気をもたらすべく、ソウル市が積極的な取り組みを開始した。 ソウル市とソウル観光財団は、沈滞化している観光特区に活力を与えることができるよう、特区専用商品券の割引販売、SNSでの広報マーケティングなどの「観光特区回復プロジェクト」を実施することを決定した。 観光特区とは、チョンノ(鐘路)、チョンゲ(清渓)、ミョンドン(明洞)、トンデムン(東大門)、イテウォン(梨泰院)、チャムシル(蚕室)、カンナム(江南)MICEなどの計6か所の地域をいう。 まず、消費の振興と小商工人の売上アップのため、ソウル観光特区専用商品券を発行する。5月17日(月)午前10時から50%割引価格で販売予定である。商品券はチョンノ(鐘路)、チョンゲ(清渓)、ミョンドン(明洞)、トンデムン(東大門)、イテウォン(梨泰院)、チャムシル(蚕室)などの5つの観光特区にあるゼロペイ(Zero Pay)加盟店にて使用できる。 ソウル観光特区商品券は、ゼロペイの利用が可能な決済アプリにて、1人当たり最大5万ウォンまで、50%割引された価格で購入できる。購入したソウル観光特区商品券の使用期限は11月末である。 この割引販売は、予算がなくなり次第終了のため、早期終了することがある。より詳しくは、ソウル市ホームページ (www.seoul.go.kr) 、またはゼロペイモバイル商品券ホームページ (www.zeropay.or.kr) から確認可能である。 また、観光特区へのリピート訪問客を増加させるため、ソウル観光特区商品券の1万ウォンPayバックイベントも6月より開催する。観光特区を訪問した消費者が、ソウル観光特区商品券にて2万ウォン以上の買い物をした場合、先着順に5千名までにソウル観光特区商品券1万ウォンを還元するというものだ。 それ以外にも、歌手のNORAZOとGHOST9が出捐した観光特区のPR映像「PLAY WITH SEOUL」がYouTube(I・SEOUL・U、VisitSeoul TV)にて公開される。PR動画は「ソウル」をテーマに、ミョンドン(明洞)、イテウォン(梨泰院)、トンデムン(東大門)などそれぞれの観光特区が持つショッピング・グルメ・ファッションなどの多彩な魅力を軽快かつ楽しく紹介する。