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プレスリリース

  • ソウル市、初期の認知症の方におすすめの「記憶の森さんぽ」実施

  • プレスリリース SMG 213
    • 中区認知症安心センターと共同で初期の認知症患者向け森林セラピー「記憶の森さんぽ」を実施
    • 森林教育の専門家と南山の四季を満喫し、健康にいい散策など森林セラピー体験
    • 認知症予備軍(軽度認知障害)、認知症、症状のない高齢者や介護者・家族など対象に合わせた充実の内容
    • 気分の落ち込みやストレスの緩和、森林体験を通じた認知的・身体的健康増進に期待

    認知症は、今や韓国の高齢者10人に1人が認知症患者と言われるほど珍しくない病気だ。高齢化が急速に進む中、認知症患者の増加速度も年々増している。そんな中、ソウル市中部公園緑地事業所は、認知症の高齢者や家族の生活の質を維持し、心と体の健康増進を助ける中区(チュング)認知症安心センターと共同で森林セラピープログラム「記憶の森さんぽ」を今月28日から11月までの約8か月間、実施する。

    「記憶の森さんぽ」は、新型コロナウイルス感染への懸念から様々な活動に制約がかかる中、社会的交流の減少による心理的な孤立感や憂鬱感を解消し、身体的・認知的機能の回復とともに認知症の予防にも役立つプログラムで、南山(ナムサン)公園で行われる。

    プログラムには、森林の環境と生態に詳しい南山公園の森林教育専門家(森林解説士・森林セラピー指導士)と参加者の認知・身体への理解度が高い中区認知症安心センターの作業療法士が同行する。参加者は南山の四季を感じながら、軽い散歩や高齢者の認知・身体機能の向上に役立つ様々な体験を行う。

    認知症の高齢者のみならず、介護する家族を対象とした森林セラピープログラムも用意されている。プログラムは対象者ごとに、認知症予備軍(軽度認知障害)向け、▲記憶がささやく森(33回)、正常な認知能力を持つ高齢者向け、▲記憶を守る森(4回)、認知症患者向け、▲記憶がよみがえる森(2回)、認知症の家族を介護する家族向け、▲癒しの森(8回)の全4プログラムで構成され、実施される予定だ。

    これに先立ち、認知症に対する基本的理解を深めるため、中区認知症安心センターによる認知症の症状や認知症高齢者とのコミュニケーションの取り方などを学ぶ事前教育も実施された。

    さらに、中区認知症安心センターは、認知症予備軍(軽度認知障害)の高齢者を対象としたストレス尺度や簡易認知機能スクリーニング検査など様々な評価方法を用い、森林セラピー前後の高齢者の変化を測定する予定だ。

    ソウル市中部公園緑地事業所のキム・インスク所長は「高齢社会に合わせ公園の役割と機能も強化する必要がある」としながら「認知症の高齢者やつらい介護を担う家族の方々が少しでも公園に出て、澄んだ空気の中、癒しの時間を過ごしていただきたい」と語った。

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