ソウル市は、企業規制革新に関する議論を活性化させるべく、企業の声を代弁する役割を積極的に担っていくことになった。

ソウル市は、グローバル革新都市ソウルへの跳躍のため、「企業活動しやすい都市づくり」の一環として「ソウル市規制革新のための100人討論会」である『規制プルGO(解こう)！ 企業ナルGO！(飛ぼう)』を3月30日(水)、ソウル市庁多目的ホールにて開催した。

討論会は、ソウル市が2021年10月より5大新産業分野の革新企業との懇談会を行ったことに始まり、現場の感じるウィークポイントや中心となる規制を発掘して、産業別の協議体・団体や専門家たちによる諮問を経た結果を共有することで、ソウル市のレベルで可能になる対案を模索するための場である。

韓国では常用化することの困難な技術など、規制により企業の現場で困っていることについて聴取し、広く知らせることで実質的な変化を導き、韓国企業の技術競争力が後れを取ることのないよう産業育成レベルで発展方針を探っていくということを骨子としている。

今回の討論会では、実際に規制のために不便を被っている企業が提案した案件を中心に、新産業1分科(バイオ、AI)、新産業2分科(ロボット、スマートモビリティ)など5つの分野に分けて討論を行った後、ソウル特別市長と企業が共に討論する時間を設けた。市は、現場の意見を集め、大統領職引受委員会(引受委)及び政府に伝達する予定だ。

討論会は、ソウル市と企業が、新産業分野の規制革新とグローバル新産業エコシステムの造成に向けて共同して努力していくという内容の「ソウル規制革新宣言文」の宣言と共に締めくくられた。

ソウル市は、新技術産業がまっとうに成長していくことのできる環境を構築し、規制改革のための革新的なエコシステムを造成できるよう、さまざまな議論活性化のための場を設ける等、企業活動しやすい都市を目指して成長していく。