- ソウル市50プラス財団、市場のニーズに基づく雇用の拡大へ「50+向け雇用」アイディア募集
- 50代以上の人材を求める企業や団体を対象に公募、審査を経て事業化までの全過程に協力
- 最低30人以上を対象とした事業選定、広報・参加者募集し教育や仕事、活動につなげる過程をサポート
- 3月28日から4月22日まで50+ポータルで募集、5月中に最終結果を発表予定
ソウル市50プラス財団は、変わりゆく社会環境に合わせて50代以上の新規雇用の掘り起こしに向けた公募「50+向け雇用」を実施する。
「50+向け雇用」は、公共主導の雇用事業の限界を超え、市場のニーズに合わせ、50+人材を仕事や活動につなげるための民間と公共による協力事業だ。
2020年下半期にテスト運営を開始し、これまで新たな雇用を求める50+の人材675人が参加し、うち40%を仕事や活動につなげている。
50+向け雇用事業は、50+の人材を求める企業や機関、協会、団体などから雇用に関するアイディアを募り、財団とともに事業化までのすべての過程に協力する。
選定された協力機関は、最低30人以上の50+世代の人材を募集し、関連分野の仕事や活動につなげる支援が必須で求められる。ただし、社会的価値があり実現可能性が高い事業の場合、例外として一部調整が可能。
財団は、事業の広報や参加者の募集から教育や仕事・活動への連携などを主にサポートする。期間や規模は事業ごとに異なり、実務協議を経て最終的に決定する。
50+人材を求める企業や機関、協会、団体は3月28日(月)から50+ポータル(
50plus.or.kr)から50+向け雇用事業のアイディアを提案できる。公募は4週間の日程で行われ、最終結果は5月中に発表される予定だ。
社会や政策環境の変化に見合った50+世代の雇用創出が可能なすべての分野が対象となる。社会サービス、第4次産業革命、地域連携、社会革新、ウィズコロナ、ESGなどが含まれる。
事業の適格性と類似・重複性を確認するための事前検討、事業の具体性などを把握するための面接や実現の可能性など、実施計画を確認する審査を経て最終選定される。
問い合わせはソウル市50プラス財団雇用事業本部事業開発チーム(☎02-460-5093)まで。また、定期公募のほかに、50+ポータルでは1年365日、常時50+向け雇用アイディアを募集している。
ソウル市50プラス財団のナム・ギョンア雇用事業本部長は「50+向け雇用の公募を通じて、50+人材を求める企業と時宜にかなった雇用を積極的に掘り起こしていく」としながら、「50+向け雇用が50+人材には雇用の機会を、民間企業にはいい人材を確保することで競争力の向上を、公共にとっては社会問題の解決をもたらすなど、公益を広げるきっかけになることを願っている」と語った。