ソウル市は、韓国企業の競争力を強化するために、より一層戦略的な技術開発(R&D)支援に乗り出す。2022年の1年だけで383億ウォンの技術開発(R&D)予算を集中的に投入し、ソウルの新たな雇用創出と未来経済への跳躍を牽引する計画だ。
特に、未来の成長動力の中心となることが確実視されている拠点を中心として新産業技術開発(R&D)を支援する方式により、技術の事業化をよりスピードアップさせるべく、フィンテック、人工知能(AI)など新成長産業の技術開発に1/3以上を集中的に投入する。
次に、競争力のある企業に民間の投資者が積極的に投資できる制度的システムを導入し、成長の可能性や市場先占競争力のある企業に民間投資者が投資した場合、ソウル市が追加投資を実施するというマッチング投資方式であるソウル型ティップス(TIPS)方式を2022年より運営する。
さらに、技術発展のスピードに足並みをそろえ、革新的なアイディアが適切な時期に市場にデビューすることができるようアイディアの発掘時期を年1回から5回に増やし、新技術の製品化・事業化が迅速になるようサポートする。
最後に、市場への安着のため「実証支援」も拡大させる。技術が市場に安定的に定着するためには欠かせない充分な技術検証を行うため、ソウル市全域のインフラを企業に開放する「テストベッド」支援及び後続支援を強化する。ソウル市は、都市競争力の向上のため、第4次産業革命時代の未来先導産業を先占すべく、今後とも競争力ある技術を有する企業が韓国内外の市場で活躍できるよう、フィンテック、バイオ・医療等の新成長産業R&D分野を積極的に支援していく計画だ。
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