ソウル市は11月1日(現地時間)から四日間、アメリカのボルティモアで開かれた「韓-メリーランド、アメリカ・バイオ・エキスポ2011」、そして11月3日(現地時間)、ニューヨークで開かれた「2011ファイナンシャル・ハブ・ソウル・カンファレンス」に参加し、ソウルの投資環境を広報して、投資家を確保するための戦略的なマーケティングを行った。
ソウル市は「韓-メリーランド、アメリカ・バイオ・エキスポ2011」において、麻谷(マゴク)産業団地や上岩(サンアム)DMCなど、ソウル市が力を入れている主な投資誘致プロジェクトについて広報を行った。
先端融合・複合産業中心の研究開発(R&D)ハブである「麻谷産業団地」の広報を積極的に行い、団地を活性化させる次世代新成長戦略産業のIT·BT·NT·GT、融合・複合産業基盤R&D企業を誘致するために、プレマーケティング(premarketing)に力を入れている。
また、ソウル市は11月3日開催された「2011ファイナンシャル・ハブ・ソウル・カンファレンス (Financial Hub Seoul Conference)」において、汝矣島(ヨイド)金融中心地の造成やソウルの金融投資環境について広報を行った。
また、ソウル市は外国人の投資環境を改善するために、外国人居住環境および生活の利便性の改善に繋がるインターナショナルスクール(建設中)、外国人のための賃貸アパート、外国人のための医療支援施設など、グローバル都市の名に相応しい姿を提示し、ソウル進出に高い関心を持っているアメリカのピラミス・グローバル・アドバイザース(Pyramis Global Advisors)社とは金融中心地造成協力に関する了解覚書(MOU)を締結した。
ソウル市は今回のピラミス・グローバル・アドバイザース社とのMOUが、新規グローバル金融会社のソウル進出および事業拡大の動機付けとなり、11月に開場するソウル国際金融センター(SIFC)に対する外国金融会社の関心を高め、より活発に入居させるきっかけとなるであろうと期待している。
また、ヨーロッパ・アメリカ発の世界経済危機により、アジアの経済が注目を集めている現時点で、金融ハブの育成に努めているソウルのイメージを高め、積極的に投資誘致活動を行うことによりグローバル金融会社のソウル進出が拡大すると予想している。