3月27日(土)の午後8時30分から9時30分までの1時間、世界的な消灯キャンペーン「アース・アワー(Earth Hour; 地球時間)」が行われます。
ソウル市は昨年に続き2回目の参加となります。前回は公共施設中心の参加でしたが、今年は気候変動への対応策を模索する世界の40大都市で構成された協議体であるC40(世界大都市気候先導グループ)の第3回サミットが5月18日から21日までの4日間ソウルで開催されるのを受け、エネルギー市民連帯、CCI(クリントン財団)と共同でこのイベントに積極的に参加し、気候変動問題に取り組む必要性について強いメッセージを送ることになりました。
今回新しく参加する所は、COEXや63ビルなどソウルの代表的なランドマークをはじめ、観光特区の街路2カ所、マンション2団地などです。また多くの市民に自主的に参加してもらうため、ソウル市のホームページ上で参加申込みを受付けるなど、参加対象を大幅に拡大する計画です。
今回のイベントは、普段かけ声だけで終わりがちだった省エネを、世界的な消灯キャンペーン「アース・アワー(Earth Hour)」への参加を通じて市民自らが実践してみることで、日常生活におけるエネルギーの無駄遣いに対する認識を高めると共に温室効果ガスの削減に大いに役立つものと期待されます。
▣ アース・アワー(Earth Hour)とは
気候変動の深刻さに対する認識を高め、温室効果ガスの排出を減らすために2007年オーストラリア・シドニーで1時間電気を消したことから始まった世界的なイベントです。毎年3月の最終土曜日にニュージーランドをスタートし、ソウルを経て西に地球を一周しながら世界の人々が1時間消灯し、気候変動への取り組みの必要性を訴えるメッセージを発信しようとする国際的な気候変動対応キャンペーンです。