ソウル市が米国のラスベガスで開催される世界最大の家電見本市であると同時に情報通信技術(ICT)の競演場である「CES(Consumer Electronic Show)」に初めて参加、ソウル市のスマート技術を世界に披露する。
ソウル市は、2020年1月7日から10日まで4日間開催される「CES 2020」に参加し、「ソウル館」を設置すると明らかにした。「スマートシティ&スマートライフ(Smart City & Smart Life)」というテーマでデジタル市民市長室をはじめソウル市の革新的なスマート行政を紹介するとともに、優れた技術力とサービスを有するソウル市所在の革新企業と同行して海外進出の足場を築くという計画。
CESは、毎年米国のラスベガスで開催される世界最大規模のデジタル技術の総合展示会。AI(人工知能)をはじめ、スマートシティ、スマートホーム、デジタルヘルスケアなど先端技術のトレンドの変化を知ることができるイベントとして関心を集めている。
ソウル市は、「CES 2020」の「ソウル館」に出展するソウル市所在の企業24社を2019年9月10日(火)から27日(金)まで募集する。参加希望企業は、ソウル市、デジタル財団、産業振興院の各ホームページで申込書類をダウンロードして必要事項を記入し、電子メール(
suji@sdf.seoul.kr)で提出する。
公正な審査を経て選抜された企業には、航空料金(100万ウォン以内)、運送費(50万ウォン以内)など「ソウル館」に出典するために必要な費用を支援する。また出典企業の契約締結など実質的な成果を上げるため、バイヤーとの事前マッチングも推進する計画だ。
「CES 2020」の「ソウル館」は、スタートアップ出展館であるエウレカパークに222.96㎡の広さで造成される。エウレカパークは革新企業の斬新なアイディアや技術力を世界にアピールする場所であるだけに、グローバル企業館とともに注目を浴びている展示館である。
「ソウル館」には1,600万件の行政データとソウル市内に設置された1,500余りの防犯カメラの映像などを視覚化して展示し、さらに政策の決定を助ける「デジタル市民市長室」を設置する。また、選抜された出典企業24社の製品とサービスを一つのストーリーとして展示し、参観客の興味と関心を集める計画だ。