ソウル市は、世界初の「デジタル市民市長室」の稼働を始めた。
デジタル市民市長室の中核は、2017年6月20日ソウル市庁6階の市長室に設置された横3.63m、縦1.67mサイズの大型スクリーンだ。
パク・ウォンスン(朴元淳)ソウル市長は、このスクリーンを通じて、火災などの災害、交通、苦情などソウルのすべての状況を一目で把握できるようになる。
画面に手で触れたり、音声で命令すると、火災・その他災害など都心で発生する様々な事故をリアルタイムで把握でき、現場の職員と電話をつなぎ直接コミュニケーションをとって業務指示を下すこともできる。
また、大気汚染数値や水質、物価情報など市民生活と密接な都市の現状や苦情窓口に入ってきた市民の世論も1つの画面で一度に確認することができる。
ソウル市は、デジタル市民市長室の運営に必要な167個のシステムの、1千万件を超える行政ビッグデータと、ソウル市内の約800台の監視カメラ映像情報、市民相談窓口のデータなど市政のすべての部分のデータを集約した。