- タクシーサービス改善のため不親切通報が累積3回に達した個人タクシーに対して特段の措置を取る
- 苦情が累積している運転手には運送従事者の親切教育履修を義務付け、事業者に対する通信費支援は停止
- 法令の根拠不足により不親切行政処分に限界あり…国土交通部に不親切禁止規定の新設を建議
- 通報累積「不親切運転手」は継続管理して警戒心を高める…親切タクシーサービス文化の定着に努める
ソウル市が、タクシーサービスを改善するため、不親切通報が累積3回以上に達したタクシー運転手に対し、親切教育の実施、通信費支援の停止など、特段の措置を取ると発表した。
措置内容は、不親切通報累積3回以上の運送従事者に対して教育の履修義務を課し4時間の「親切教育を履修させる措置」と、不親切通報の累積数が個人タクシーは3回以上、法人タクシーは10回以上の場合、事業者に対する「通信費支援を停止する措置」だ。
「不親切行為」とは、タクシーに対する否定的な印象を与える行為であるにも関わらず、タクシー関連法令において処分根拠がないため、ソウル市は事業改善命令を通じて親切運行を履行するよう促し、違反した場合は、運送従事者に過料10万ウォンを賦課しているが、運転手の警戒心を呼び起こすには至らないのが現状である。
そのためソウル市は、親切なタクシーサービスを提供するための足掛かりとして、不親切行為の禁止義務などを国土交通部に建議(2023年2月17日)している。
また別途に、市は市民より賞賛されたり、組合などの機関より推薦を受けた優秀なサービスを誇るタクシー運転手に対しては、プライドを持ってもらうためのインセンティブとして、市民表彰とともにソウル市認証親切運転手シールを支給する計画だ。
タクシー運転手の不親切行為は、02-120へいつでも通報でき、スマートフォンなどを活用して違反状況が録音・撮影された証拠資料は、メール(
taxi120@seoul.go.kr)で送信できる。
※ 違反車のナンバーは、必ず車両番号すべてを正確に通報しなければならない。