2010年3月に発表されたソウル大公園のワイヤレス充電電気自動車(OLEV, Open Leading electric Vehicle & System) 「象さん電気列車」の試験運行が終わり、本格的な運行が始まった。
ソウル市はシステムの安定性と効率性を向上させた、環境にやさしい象さん電気列車3台を、ソウル大公園「象さん列車」循環路線に投入し、7月19日から常時運行を始めた。
これにより、総長2.2kmのソウル大公園「象さん列車」路線では、従来の「象さん列車」7台と、電気自動車3台が同時運行される。「象さん電気列車」の乗車人数は97人であり、20~40km/hの速度でソウル大公園の総合案内所、動物園正門、ソウルランドを巡回している。
「象さん電気列車」は道路の5cm下に特殊電気線を埋め込んで磁場を発生させ、車両はワイヤレスでその供給を受け、電気に変換、動力源として使用するという、環境にやさしい電気自動車である。
ソウル市は軽油を使う従来の「象さん列車」を、環境にやさしい電気自動車に順次換えていく方針である。これにより、大気汚染や匂いなどが大幅に改善されると考えられる。
ソウル市はこれから「象さん電気列車」に続き、ソウル大公園の運営車両を電気自動車、電気自転車などに順次換えていくことにより、ソウル大公園を「未来志向の交通手段であるグリーンカーのメッカ」にする計画である。