-
市、ロボットにやさしい都市宣言…人口減少、ケア需要増加などの社会構造変化に対する対策案として先端ロボットを育成
① 2千億規模のロボットファンドを組成して技術開発投資→実証→事業化・量産支援を通じてロボット産業の成長を体系化
② ケアロボット(福祉施設)、童話読み聞かせ、安全教育ロボット(保育園)、ロボット人工知能科学館の開館などロボットサービスを大衆化
③ ロボットベンチャー・スタートアップ集積団地「スソ(水西)ロボットクラスターを造成」…試作品の量産、安全設計、試験認証を支援
- 2026年までの4年間で計2,029億ウォン投入…ロボットにやさしい環境を築いてロボットサービスの大衆化をリードする
韓国で最大のサービスロボット市場である「ソウル」が、ロボットにやさしい都市へと成長する。
ソウル市は、ロボット産業を未来戦略産業として集中的に育成し、ロボットサービスの大衆化時代を牽引して、グローバルロボット都市へと大きく成長するための「ソウル市ロボット産業育成総合計画」を発表した。2025年から超高齢社会に突入するという社会構造の変化に備えて、ロボット大衆化時代を拓く計画だ。
市はそのため、2026年までに①ロボット企業の革新成長を支援するためにロボットファンドの組成や専門企業・人材育成に取り組み、②さまざまな産業現場にロボットサービスを導入して大衆化する。③ロボット産業の競争力を育むためのロボットクラスターを造成するなど、3大分野15政策を推進する。ロボット企業を育てて活性化するため、2023年から2026までの4年間、計2,029億ウォンの財源を投入する。
ソウル市は、ロボットはソウル未来産業の新たな成長動力であり、社会問題を解決する効果的な手段であるとし、ロボットにやさしい環境を構築して、ロボット企業の革新成長を支援し、本格的なロボットサービスの大衆化をリードしていくと発表した。
ソウル市のロボット産業ビジョン及び政策課題
ソウル市のロボット産業ビジョン及び政策課題
ビジョン |
– 世界最高のグローバル革新ロボット都市へと成長 –
- ロボット企業育成システム構築:2026年までロボットファンド2千憶構築
- ロボットサービス革新モデル開発:2026年まで民官協力新モデル6つ以上
- スソ(水西)ロボットクラスター造成:2026年までにソウルロボットテックセンター着工
|
推進 戦略 |
- R&D → 実証 → 実用化・量産支援 → 市場創出の段階的企業育成
- 成長可能性及び市民体感度の高いロボットサービス分野を集中的に育成
- 民・官の役割分担、規制改革の連携などを通じた政策効果性の向上
|
政策 課題 |
ロボット企業 革新成長 支援 |
ロボットサービス 大衆化をリード |
スソ(水西)ロボット クラスター構築 |
- ロボット成長ファンド組成
- ロボット技術の成長支援
- ロボットスタートアップの育成
- ロボット産業の人材養成
- 規制サンドボックスの拡大
|
- ロボットサービス革新モデルの開発
- ケアロボットリード都市の実現
- 基礎製造産業のロボット化イノベーション
- 自治区スマートロボットゾーン
- ソーシャルロボット市民サービスの普及
- ロボット科学館の建設・運営
|
- スソ(水西)ロボットベンチャータウンの造成
- ロボットテックセンターの造成
- ロボットテーマパークの 造成
- スソ(水西)ロボット科学館の造成
|
|
|
高齢者に対するスマートフォン活用ロボット教育 |
保育園でのロボット童話読み聞かせ |
|
ロボット人工知能科学館の鳥観図 |
|
コエックス(COEX)・テヘランロでのデリバリーロボット実証事業 |