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プレスリリース

  • ソウル市、メタバースにスタートアップ支援施設 <ソウル起業ハブワールド>オープン

  • プレスリリース SMG 662
    • 世界で2億人が利用するメタバース・プラットフォーム「ゼペット(ZEPETO)」に新規オープン、ソウル起業支援施設を3D空間で実装
    • ZEPETO利用者なら誰でもアバターで内部を見学でき、利用者同士のコミュニケーションも可能
    • アバターが紹介するツアー映像を6月9日公開、ZEPETOコインやソーシャルギフトをもらえるイベントも
    • 注目のメタバースの成長に伴いニューメディア・マーケティングに特化した「ソウル起業ハブ」運営開始

     ソウル市は、国内で初となる仮想と現実のボーダーをなくした3D仮想空間「メタバース」でソウルの有望なスタートアップの広報に本格的に乗り出す。  ソウル市は世界で約2億人が利用する世界的メタバース・プラットフォーム「ゼペット(ZEPETO)」内に「ソウル起業ハブワールド」を28日(金)にオープンすると発表した。 「メタバース」とは、仮想・抽象を意味する「メタ(meta)」と現実世界を意味する「ユニバース(universe)」から成る造語で、現実とのつながりを基に、利用者はアバターとして経済・文化・社会活動を行える3D仮想世界を意味する。 「ゼペット」はNAVERが制作したメタバース・プラットフォームだ。自分だけの3Dアバターを作り、年齢や性別、人種などを超え、世界中の利用者とやり取りができるほか、様々な仮想現実体験ができるサービスを提供する。 「ソウル起業ハブワールド」内には、ソウルの優秀なスタートアップ64社と、ソウル市の企業支援施設を一目で見られる広報展示館が登場する。1人メディア放送が可能なスタジオや投資の誘致など様々なビジネス・イベントを開催できるカンファレンスホールやスタートアップオフィスなど、市が運営する様々な起業支援施設もリアルに実装される。 「ゼペット」の利用者なら誰もがアバターとして「ソウル起業ハブワールド」内部を見学でき、「ソウル起業ハブワールド」を訪れるほかの利用者とコミュニケーションを取ることもできる。 ソウル市は、オフライン説明会やホームページなど、従来の媒体を利用した企業の広報から、近年、産業全般に広がりを見せる「メタバース」を活用した世界規模の広報を行うことで、スタートアップの広報効果を最大化したい考えだ。 ソウル市は「ゼペット」の利用者に限らず、メタバースに馴染みのない一般市民もメタバース・プラットフォームを体験できる「ソウル起業ハブワールド」を紹介するバーチャルツアーを行い、様々なオープン記念イベントを開催する。 バーチャルツアーは「ソウル起業ハブ倉(チャン)洞(ドン)」に入居する企業の代表やベンチャー投資家、事業パートナーらがアバターとして参加し、「ソウル起業ハブワールド」を紹介するもので、映像はソウル市のYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/seoullive)から6月9日(水)、12時に公開される。 <注目のメタバースの成長に伴いニューメディア・マーケティングに特化した「ソウル起業ハブ倉洞」も運営スタート>  「メタバース」はMZ世代と10代の間で旋風を巻き起こしており、非対面社会への転換が加速する中、ビジネスの分野でもホットなマーケティング・プラットフォームとして浮上している。  ソウル市は、メタバース・プラットフォームをはじめ、激変するIT・ビジネス環境の中で企業が持続的に成長し、新たなチャンスをつかめるよう多角的な支援を行っている。  その一環として、起業インフラが比較的十分でないソウル東北圏にニューメディア・マーケティングに特化した専門施設「ソウル起業ハブ倉洞」をオープンし、今月から本格的に運営を開始した。倉洞近隣に8107㎡規模の施設を建設し、現在、12企業(全20社を収容可能)の入居を完了している。  ①インスタグラム・フェイスブック・YouTubeを活用したマーケティングからショッピングモールへの入店・販売まで、国ごとの支援サービス(海外向けSNS支援事業)、②世界的ファンディング・プラットフォームを活用したクラウドファンディング、③インフルエンサーと様々なプラットフォームを利用したライブコマース、④公共事業市場への進出を支援するためのコンテンツ制作支援などを行う。  ソウル市のパク・テウ経済雇用企画官は「新型コロナウイルスの長期化により、企業の成長のためには非対面による支援が欠かせない。スタートアップの成長に向けた販路の拡大や世界進出のための様々なニューメディアによる活動を通じた支援を強化し、同時に現実世界を超え、メタバースという一歩進んだマーケティング・プラットフォームの活用を通じてソウルの起業エコシステムが広く知られるよう、多角的な支援を惜しまず行っていく」と語った。