ソウル市は、きれいな水道水の供給を受けられなかったペルー・チョンチャマイヨ市に「サンラモン浄水場」を建設し、安全な水道水を生産できる基盤を構築しました。
2012年からペルー・チョンチャマイヨ市の上水道施設改善事業を推進してきたソウル市は、2014年に水道管を改良し、取水施設の補修など第1段階の第1次事業を完了させたのに続き、2015年2月には第1段階の第2次事業であるサンラモン浄水場を竣工、2月27日(現地時間)にチャンチャマイヨ市で竣工式を開きました。
ソウル市対外協力基金3億2千万ウォンを投じて建設したサンラモン浄水場は、一日平均3千トンの水道水を生産できる施設を備えており、ソウル市の優れた上水道技術と国産資材を駆使して建設されました。
** ソウル市対外協力基金(ODA:Official Development Assistance):ソウル市と外国の地方政府との交流協力増進に必要な事業経費や外国の地方政府が直面した災害に対する支援費などに使用されています。
ペルー・チョンチャマイヨ市における上水道施設改善事業は、2012年5月に誕生した南米初の韓国人市長、チョンチャマイヨ市のチョン・フンウォン市長がパク・ウォンスン(朴元淳)市長と会談した席で上水道施設改善支援を要請したことを機に推進されました。
ソウル市は、今後も小都市に適した事業モデルを開発し、劣悪な上水道施設によって水道水の供給が円滑に行われていない発展途上国の施設改善支援を継続的に推進する計画です。
ペルー・チャンチャマイヨ市水道施設改善事業概要